伝説的ドラマ『半沢直樹』スタートから10周年 懐かしキャストたちの今
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2013年7月7日に日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)が放送開始して10周年を迎えた。主人公の銀行員・半沢直樹が、社内外の不正を暴いていく姿に視聴者は熱狂。最終話は視聴率42.2%を記録する大ヒットで、原作を手がけた池井戸潤の小説はその後、いくつも映像化されている。2020年には続編も放送され、こちらもヒットした。今回はそんな伝説的ヒットの始まりと言える『半沢直樹』2013年版のみに出演していた出演者を中心に、キャストの現在を紹介したい。
【写真】2013年版『半沢直樹』懐かしのキャストたち
■ 堺雅人
主人公の半沢直樹を演じた堺雅人は、この当時すでに『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)シリーズなどで人気俳優の仲間入りを果たし、同じ2013年3月には女優の菅野美穂と結婚。順風満帆な中でスタートした本作で、その人気を決定的なものにした。その後も2016年には三谷幸喜脚本の大河ドラマ『真田丸』(NHK総合ほか)で主演を務め、同作は高い評価を得た。2015年5月に誕生した長男、2018年12月に誕生した長女のパパでもある。昨年末をもって所属していた田辺エージェンシーを退社し、独立。今月からスタートする日曜劇場『VIVANT』(TBS系)で主演を務めることが発表されている。
■ 滝藤賢一
2013年版『半沢直樹』への出演で最もブレイクしたと言っても過言ではないのは、半沢と同期の銀行員・近藤直弼を演じた滝藤賢一だろう。実はそれまでも『踊る大捜査線』シリーズの中国人刑事役など映像作品にたびたび出演していたが、本作への出演で認知度が飛躍的にアップしたと言えよう。その後もコメディからシリアスまで幅広く演じているが、助演のみならずドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京系)、『探偵が早すぎる』(日本テレビ系)シリーズなど主演作も多数ある売れっ子だ。
■ 吉田鋼太郎
のちに『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)シリーズで黒澤武蔵を演じて大ブレークした吉田鋼太郎だが、実は2013年の『半沢直樹』にも出演し、半沢周辺で唯一まともな上司だった内藤寛を演じていた。かつては演出家・蜷川幸雄の劇作の常連で、演劇ファンの間では認知されていたが、本作への出演によって一般的な認知度を一気に高めた。同作以降にも前述した『おっさんずラブ』をはじめコメディからシリアスな作品まで出演し、幅の広い演技力をいかんなく発揮している。