「2025年秋ドラマ」注目の3作品チェック! 三谷幸喜脚本作に草なぎ×カンテレ鉄板タッグも
草なぎ剛
2本目に紹介したいのは、草なぎ剛が主演を務める10月13日スタートの『終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-』(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜22時)だ。
本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ)が、遺品整理会社の仲間たちと共に、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていくヒューマンドラマ。遺品に込められた故人の最期のメッセージを解き明かす人間ドラマのほか、せつない大人の恋も描かれるオリジナルストーリー。
ある日、樹は余命3カ月を宣告された鮎川こはるから生前整理の依頼を受け、絵本作家である娘の御厨真琴(中村ゆり)と頻繁に顔を合わせるように。いつしか2人は惹(ひ)かれ合うが、彼女には大企業・御厨ホールディングスの後継者である夫・御厨利人がいたのだった…。
草なぎと言えば、これまでカンテレ制作の『いいひと。』『僕の生きる道』『罠の戦争』を始めとする『戦争』シリーズなど数々の名作ドラマに主演し、今作で連ドラは9作目を数える。そんな鉄板タッグであり、本作への期待度も否が応でも高まる。
また本作には、昨年宝塚歌劇団を退団した元月組トップスターで、4月期の『キャスター』(TBS系)で連ドラ初出演を飾った月城かなとがキャスティングされており、連ドラ2作目でどういった存在感を放つかも注目だ。
クランクイン!が今回実施した2025年「期待する秋ドラマ」ランキングでも、本作は第5位にランクインしている。
■及川光博21年ぶりの主演作!『ぼくたちん家』
及川光博
最後に紹介したいのは、及川光博が主演する10月12日スタートのドラマ『ぼくたちん家(ち)』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)だ。
本作は、現代のさまざまな偏見の中で生きる「社会のすみっこ」にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。『弱くても勝てます』、『だが、情熱はある』(ともに日本テレビ系)などを手掛けてきた河野英裕がプロデュースし、脚本は、日テレシナリオライターコンテストで2023年度審査員特別賞を受賞した松本優紀が手掛ける。
及川が演じるのは、恋のために家を買おうとする50歳の心優しきゲイ・波多野玄一。不器用で、やたら情に厚い玄一は、ある日、人生も恋も冷めきったクールなゲイの青年に偶然出会い、恋をした。これをきっかけに、玄一の人生が動き出していく。そんな玄一の恋人役を演じるのは手越祐也。バラエティ番組のイメージが強い手越だが、これまでも俳優として『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系)や『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』『デカワンコ』(ともに日本テレビ系)などに出演している。そんな彼が、7年ぶりのドラマ出演となる今作で演じるのは、中学教師の作田索。そんな彼が、ある日出会った玄一によって、翻弄されていくことになる。
注目はなんといっても主演の及川光博。数々のドラマに出演しながらも、なんと主演ドラマは21年ぶりという。彼と手越が演じるゲイカップルがどのようなストーリーを紡いでいくのだろうか。
クランクイン!が今回実施した2025年「期待する秋ドラマ」ランキングでも、本作は堂々の第1位に輝いており、視聴者の注目度も高まっている。
『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』はフジテレビ系にて毎週水曜22時、『終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-』は10月13日よりカンテレ・フジテレビ系にて毎週月曜22時、『ぼくたちん家』は10月12日より日本テレビ系にて毎週日曜22時30分放送。