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中村倫也、“ゆるふわ”から進化 優雅さとマッチした“甘いイケボ”に注目集まる

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ドラマ『美食探偵 明智五郎』第1話より
ドラマ『美食探偵 明智五郎』第1話より(C)日本テレビ

 人気は一過性で終わらなかった。俳優・中村倫也の実力が改めて注目を集めている。連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)や金曜ドラマ『凪のお暇』(TBS系)で演じた、“ゆるふわ”な魅力で脚光を浴びた中村。現在放送中の日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)では、優雅な物腰&独特の語り口調で、新しい魅力を開眼させた。

【写真】優雅さと“甘いイケボ”が見事にマッチ! 『美食探偵 明智五郎』中村倫也イケメンショット集

■初主演舞台で得た優秀男優賞 実力はお墨付き

 2005年、ダンカンが監督した『七人の弔』で銀幕デビューを飾った中村。映画『沈まぬ太陽』やドラマ『高校入試』(フジテレビ系)への出演のほか、舞台にも積極的に立ち続け、2014年、松坂桃李や仲野太賀らと共演した『HISTORY BOYS/ヒストリー・ボーイズ』のアーウィン役で舞台初主演となる。当時、ツイッターで中村は、「初めての真ん中。怖さや不安も沢山あったけど、このメンバーだから乗り切れた。本当に救われたし、こんなに人を信頼して、甘えられたのは初めて。」と心境を吐露。結果、その演技が絶賛され、第22回読売演劇大賞優秀男優賞も受賞しており、何年も前から実力はお墨付きだったことが分かる。

■ゆるふわキャラで女性の心をわしづかみに

 その存在が広く世に知られるきっかけになったのが、永野芽郁がヒロインを務めた朝ドラ『半分、青い。』で演じた朝井正人、通称マアくん役。子猫を肩に乗せ、ゆるゆるのニットを着て出演した初回登場シーンからお茶の間が沸き、鈴愛(永野)との淡い恋のゆくえを見守ったものだ。なまりを隠すために単語を区切り、ゆっくりと話すマアくん口調も、ゆるふわの魅力を増長させていた。翌年に放送された『凪のお暇』では、メンヘラ製造機の異名をとる男性=ゴンを演じ、来るもの拒まずな女たらしが凪(黒木華)に恋をしていく過程を繊細に演じて、つかみどころのない男の魅力をゆるふわ感満載で仕上げていた。その中でも、凪の頭をなでたりするシーンでは「好きになってしまう」「惚れちゃう」「キュン死した」などの反響が寄せられた。


■優雅な役どころとマッチした“甘いイケボ”

 今月12日からスタートした、中村が主演する連続ドラマ『美食探偵 明智五郎』では、主人公の明智五郎を演じている。食にまつわる殺人事件を、食を通じて暴いていく、容姿端麗だが超変わり者の探偵という難役だが、ひょうひょうと華麗にこなす中村のたたずまいからは余裕すら感じられるよう。

 最上の褒め言葉として明智が表現する「悪くない」や、美しき依頼者との食事後に発した「最後の夜を共にできて光栄です」、そしてホテルで食事を取ろうとして邪魔されたときの「少し静かにしていてもらえますか。いまはこのフレンチトーストと“2人だけの時間”なんで」など、独特だが優雅なセリフと甘い声が見事にマッチしている。

 これまでのイメージにない、優雅な役どころが視聴者に受け、放送終了後にはSNSで「圧倒的、演技力、顔力、声力」、「中村倫也っていい声してるよね」、「顔面と声まじで素晴らしすぎる」、「中村倫也くんいい声」、「どんな役でもキュンキュン訴えかける顔 笑顔と声もたまらん~」と、その声のよさにも関心が寄せられた。中村の役による変幻自在ぶりは既出の通りだが、それぞれ声色やしゃべり方まで変えてみせるのも特徴。明智の声はイケボの標本と呼びたくなるくらい、落ち着いていて低く、甘く、「いつまでも聴いていたい」という意見が出るのも納得だ。

 ひとつのイメージに留まることなく、常に進化していく中村の活躍に今後も目が離せない。(文:赤山恭子)

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