“チェリまほ”俳優から、演技未経験で大抜てきの17歳まで 「2021年ブレイク期待の俳優たち」

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新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るい、誰もが生活を抜本的に変えざるを得なくなった2020年。気持ちが沈むような状況が続く中、ドラマ、映画業界ではさまざまな才能が輝き、視聴者に希望を与えた。年が明け2021年、次なる大ブレイクが期待できる俳優は誰だろう? 今回は、今年注目したい俳優を5人を紹介しよう。
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■ “チェリまほ”ヒットで人気急上昇 赤楚衛二
1人目が“チェリまほ”で話題沸騰中の赤楚衛二だ。“チェリまほ”とは深夜ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)の愛称で、豊田悠による人気同名BLコミックの実写化。同作で赤楚は、童貞のまま30歳を迎えたことで「触れた人の心が読める魔法」を手に入れてしまう主人公を熱演。彼の仕草や行動がSNSを中心に話題に。YouTubeで期間限定公開中の同作の第1話は300万回再生を突破するなど、一気に注目俳優へと躍り出た。
そのほか今年は浜辺美波、北村匠海らと共に主演を務めた映画『思い、思われ、ふり、ふられ』が8月に公開され、その翌月には『映像研には手を出すな!』、11月には『ヤウンペを探せ!』と、出演映画が次々と公開。2021年もこの勢いは止まりそうになさそうだ。
■ 演技未経験から大抜てき 長澤まさみの“息子”で存在感を発揮 奥平大兼
2人目に紹介するのが奥平大兼(だいけん)。現在17歳の彼が芸能界入りしたのは、中学1年のときに現在の事務所のスカウトされたのがきっかけ。
その後、映画『MOTHER マザー』のオーディションを受け、演技未経験にも関わらず、祖父母を殺してしまう少年・周平役に抜てきされた。このときについて、奥平はクランクイン!のインタビューで「中学生の頃には、今の自分(映画デビュー)を全く想像していませんでした」と振り返っている。
しかし、長澤まさみ、阿部サダヲ、夏帆ら演技派がひしめく中、スクリーン上では新人と思えない存在感を発揮し、その名を知らしめることとなった。そのほか、ドラマ『恋する母たち』(TBS系)においては、吉田羊演じる林優子の息子、林大介役を好演。2021年はさらに活躍の場を広げることだろう。
■ 子役から朝ドラ、大河と着実にステップアップ 井之脇海
3人目に紹介したいのは、子役からキャリアを積み重ねている井之脇海。2010年の映画『告白』、2017年のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』、一昨年のNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺~』など、多くの話題作に出演し、若手実力派として知られる。
2020年は、フジテレビ開局60周年特別企画『教場』を皮切りに、石原さとみ主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)や、主演ドラマ『ハルとアオのお弁当箱』(BSテレ東)、映画『サイレント・トーキョー』、Netflixオリジナルドラマ『呪怨:呪いの家』など、幅広いジャンルの作品に出演。どのような役柄でも自分のものにし、唯一無二の存在感を発揮する。2021年は、1月スタートの宮藤官九郎脚本の金曜ドラマ『俺の家の話』(TBS系)のほか、2月5日公開予定の映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』、4月9日公開予定の『砕け散るところを見せてあげる』が現時点で待機する。まだまだ出演作が増えるのは確実、楽しみな1年となりそうだ。