コラム
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振り返るとトラウマシーンの連続! 青春映画の金字塔『スタンド・バイ・ミー』
映画
好評を博している金曜ロードショーの視聴者リクエスト企画に、『スタンド・バイ・ミー』(1986)が今夜登場。12歳の少年4人が体験するひと夏の冒険物語は青春映画の金字塔として名高いが、決して甘酸っぱいだけの昔話ではない。そもそも彼らの目的は森の中で死んだ少年の遺体を見つけて英雄になることなのだ。原作は『IT/イット』のホラー小説家スティーヴン・キング。彼があえて非ホラーに挑んだ作品集『恐怖の四季』に収められた一篇で、原題はずばり『THE BODY(死体)』。全編に散りばめられたキング流の毒っ気が、小さな棘(とげ)となって心に残るのが、この作品を「忘れられない1本」にする理由でもある。今回はそんなトラウマ的な名場面を改めて、振り返ってみたい。
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色鮮やかな衣装や小物にも注目! 実写版『アラジン』の壮麗な世界
映画
ディズニーの名作アニメを実写化し、日本で2019年の実写映画No.1ヒットを記録した映画『アラジン』(2019)が、金曜ロードショーにて本編ノーカットでテレビ初放送される。貧しくも清らかな心を持つ青年アラジンと、自由を求める王女ジャスミンの、身分違いの恋を描く本作は、名曲の数々とともに、異国情緒溢れる壮麗なコスチュームも大きな見どころのひとつ。作品を織りなす美しい衣装の数々をご紹介しよう。
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『扶揺』『原始的な彼女』でブレイク! “ディリラバに次ぐ大型新人”ジャン・ヤーチンの魅力とは
海外ドラマ
日本でも話題になったドラマ『陳情令』、『扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~』の制作会社が手がけたアクション・ラブ史劇『紅蓮伝~失われた秘宝と永遠の愛~』。本作のヒロイン・蘇雲落(そうんらく)を演じるのは、『扶揺』、『原始的な彼女』で人気急上昇中の若手女優ジャン・ヤーチン(張雅欽)だ。キュートな容貌ながら凄腕の武術で戦い、強い意志で人生を切り拓いていくヒロインを見事に演じ、女優としての評価を高めた彼女の素顔と魅力に迫りたい。
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今期主演ドラマ2作の掛け持ち! 異なる“ポンコツ”男を演じる松坂桃李の企み
エンタメ
【人物コラム/田幸和歌子】松坂桃李が連続ドラマ2作品に同時に、それも金曜・土曜と連続で出演していることは、4月期ドラマで最も注目すべきことの一つだ。一つは、大御所脚本家・大石静が手掛ける”入れ替わりラブコメディー“『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系/毎週金曜23時15分)。もう一作は、朝ドラ史上最高傑作とも名高い『カーネーション』の脚本家・渡辺あやが手掛ける『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK総合/毎週土曜21時)だ。
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過酷すぎる撮影に毒物混入騒ぎも! 『タイタニック』はいかに狂った映画だったか<後編>
映画
製作費240億円を投じた大スペクタクル映画『タイタニック』。今夜放送される金曜ロードショーの後編では、いよいよ豪華客船が沈没する様子が描かれる。ジェームズ・キャメロン監督がこだわり抜いた本作は、沈没シーンも苦労の連続。さらに、公開前のマスコミによる猛バッシングから大ヒット達成まで、最後まで波乱万丈だった名作が残した、驚きのエピソードの数々をお届けしたい。
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なぜこんなに惹かれるのかーー 『ソウルフル・ワールド』前日譚からひも解く“22番”の魅力
映画
第93回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞したディズニー&ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』。“生きる意味”という哲学的なテーマをエンタメ作品として見事に描いた本作で、ひときわ目の離せないキャラクターとして登場するのが、自分のやりたいことが見つけられない“22番”だ。このたび、22番を主人公としたショートムービー『22番 vs 人間の世界』が、ディズニー公式動画サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信スタート。『ソウルフル・ワールド』の前日譚となる物語で、22番がどうしてそんなに“こじらせ”てしまっているのか、その一端が明らかとなる。ケビン・ノルティング監督のインタビューとともに、見どころを紹介してみたい。
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【今日は母の日】母の遺伝子は強し! そっくり母娘セレブたち
セレブ&ゴシップ
今日は母の日。日本と同じく、アメリカ、イタリアなどが5月の第2日曜日を母に感謝する日と定めている。母親としての顔も持つ海外の有名セレブだが、彼女たちの2世にも今、熱視線が注がれる。ふとした瞬間に垣間見せる表情が驚くほどにそっくりで、DNAを痛感させられることもしばしば。今回は、注目の母娘セレブを、そっくりポイントと併せてご紹介!
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“知略で戦う”新しいヒーロー像が話題に! 『紅蓮伝』“王子様ドクター”の魅力に迫る
海外ドラマ
『陳情令』、『扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~』の制作会社が手がけ、中国最大のレビューサイト豆瓣(Douban)の2020年上半期評価ランキングで時代劇1位となった話題作『紅蓮伝~失われた秘宝と永遠の愛~』。本作が特に注目されたのは主人公が病弱な“王子様ドクター”という異色のキャラクターで、ツンデレなヒロインとドラマティックな恋を繰り広げるところだ。今回は、そんな新しいヒーロー像というべき主人公・左卿辞(さけいじ)の魅力と、それを演じた期待の新世代スター、ジャン・ヤオ(張耀)の魅力を紹介していく。
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製作費は当時最高の240億円! 『タイタニック』はいかに狂った映画だったか<前編>
映画
1997年12月に公開され世界中で大ヒットした映画『タイタニック』が、金曜ロードショー枠で2週にわたって放送される。アカデミー賞作品賞にも輝いた本作だが、撮影中はトラブル続出で予算がどんどん膨れ上がり、当時の最高額となる約2億ドル(約240億円)を記録。舞台となる豪華客船同様、“沈みゆく船”と揶揄(やゆ)されていた。そこで今回は、世紀の名作の知れば知るほどびっくり! な“狂った”製作エピソードを2週にわたってご紹介する。
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<ホラー映画ナビ>ラッセル・クロウが恐すぎ! あおり運転男が大暴走『アオラレ』【歴代アオラレ映画付き】
映画
次々と日本上陸を果たす最新ホラー映画から選りすぐりの注目作をピックアップ。独創的でスリリング、おもしろコワイ、観て損なしの「この1本」を独断と偏見でチョイスして、関連度の高い「おすすめ作品」とあわせてご紹介! 今回はその名もズバリ『アオラレ』。世間を騒がす「あおり運転」男を名優ラッセル・クロウが巨体を揺らし怪演するノンストップ・アクションスリラーだ。
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英王室だけじゃない! 世界から注目を集めるヨーロッパ王室の子どもたち
セレブ&ゴシップ
公務やイベントに登場する度、かわいらしい表情で私たちをほっこりさせてくれるロイヤルキッズたち。時おり見せる子どもらしいふるまいから、おしゃれなファッションまで、常に世界中から注目を集めている。話題のイギリス王室の他にも、ヨーロッパにはロイヤルキッズがたくさん! 各国王家の注目の子どもたちをご紹介しよう。
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恋愛ドラマにハマれない人こそ夢中になる『大豆田とわ子と三人の元夫』の魅力
エンタメ
『着飾る恋には理由があって』(TBS系)、『恋はDeepに』(日本テレビ)、『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)を筆頭に、恋愛ドラマが豊富と言われる4月期。その一方で、恋愛が描かれるにもかかわらず、”壁ドン・ツンデレ・あごクイ”的な近年の恋愛ドラマにどうにもハマれない人たちが夢中になっているのが、松たか子主演の『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)だろう。
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『恐竜神父』に『セミマゲドン』!? トンデモ映画請負人コンマビジョン “中の人”が作品紹介
映画
みなさんは、コンマビジョンというビデオメーカーをご存知でしょうか? これまで『ビッグフットvsゾンビ』や『インスタ・オブ・ザ・デッド』などB級…いや、Z級という名称がピッタリな作品たちをリリースしているビデオメーカーです。2020年8月以降は『ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲』を皮切りに、よりインパクトある作品をリリース。作品内容もさることながら、思わず気になるタイトルに、口に出したくなるようなキャッチフレーズ。そして奇想天外な販売方法で、ツイッターを中心とした一部の“気付いてしまった方々”から熱い期待をかけられているのが、噂の映画ビデオメーカー、コンマビジョンです。
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平手友梨奈、加藤清史郎、高橋海人、南沙良ら 『ドラゴン桜』“東大専科”キャスト一挙紹介!
エンタメ
前作の出演者でもある紗栄子のサプライズ登場や破天荒なバイクアクションが視聴者の度肝を抜き、初回放送でツイッターの世界トレンド1位を獲得した『ドラゴン桜』(TBS系/毎週日曜21時)。今後の物語のカギを握るのは、約1000人が参加したオーディションを勝ち抜いた若手俳優陣が演じる個性豊かな生徒たち。ここでは“東大”を目指すことになる「東大専科」の生徒たちを一挙紹介しよう!
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ダメンズ女子から狂気の女まで “あざとかわいい”だけじゃない、女優・松本まりかの軌跡
エンタメ
チャーミングな佇まいに加えて、時に狂気をも感じさせる芝居で“怪演女優”の異名をほしいままにする女優の松本まりか。女優デビューから20年を経てブレイクし、5月には連続ドラマ初主演を果たすなど、いまや出演作が相次ぐ“最旬女優”でもある。そんな彼女の“あざとかわいい”だけじゃない、これまでの軌跡を振り返っていこう。
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“泣けるのに笑える”人生の妙味が詰まった『コントが始まる』の巧妙さ
エンタメ
菅田将暉×神木隆之介×仲野太賀×有村架純の全員達者な“1993年生まれ”と、実力派役者が揃う「ユマニテ」の注目株・古川琴音が出演、脚本を『俺の話は長い』などの金子茂樹が手掛けるドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)。4月期一の注目作とも思われていたが、放送が始まってみると、「もっと明るい、笑える話だと思った」などの感想も散見される。なぜなら、そこで描かれているのは全員「行き詰まった人々」だからだ。
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綾野剛、藤原竜也、神木隆之介が壮絶アクション 『るろうに剣心』名勝負演じた“強敵”たち
映画
ついに先週末から公開となった『るろうに剣心 最終章 The Final』。和月伸宏による漫画『るろうに剣心‐明治剣客浪漫譚‐』(集英社ジャンプコミックス刊)を、大友啓史監督が佐藤健を主演に迎えて実写化した本シリーズ。今夜には、その記念すべき第1作となった『るろうに剣心』(2012)が「金曜ロードショー」(日本テレビ系/毎週金曜21時)枠で放送される。今回は、過去の3作から剣心と強敵たちが繰り広げた“名勝負”をピックアップして紹介したい。
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結婚式直前のキャンセルも レディー・ガガ、アリアナ・グランデら“婚約破棄”セレブたち
セレブ&ゴシップ
先日、2年の婚約期間を経て、ジェニファー・ロペスとアレックス・ロドリゲスが破局を発表した。大物カップルだっただけに注目を集めたが、実はジェニファーにとって、婚約破棄はこれが初めてではない。そしてこれまでも、婚約破棄を経験したセレブもちらほら。この人こそ“最愛の人”と信じ、永遠の愛を誓おうと婚約したものの、破局してしまったセレブたちを振り返ってみよう。
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<アカデミー賞総括>発表順の変更に驚き 受賞者スピーチ“時間制限”にも変化
映画
「今年のオスカー授賞式は、それ自体が映画のようになる」。授賞式のプロデューサーを務めるスティーヴン・ソダーバーグは、いつものアメリカ・ドルビーシアターではなくユニオン駅で開催される今回の授賞式について、そう語っていた。だが、“映画のよう”と感じさせたのは、最初のプレゼンターであるレジーナ・キングが外から優雅に歩いてくる間、この後に登場するスターの名前がクレジットとして流れた、オープニングの部分だけ。ほかにも、プレゼンターが候補者を紹介する時に作品の映像を見せるのでなく、それぞれの候補者のバックグラウンドを語るなどパーソナルにする工夫はあったものの、基本的な流れに変わりはなかった。
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新田真剣佑、有村架純ほか『るろうに剣心 最終章 The Final』新キャスト&ビジュアル一挙公開
映画
大ヒットシリーズ『るろうに剣心』の究極のクライマックスを描く『るろうに剣心 最終章 The Final』が、いよいよ公開。シリーズの集大成とも言えるダイナミックなアクションはもちろん、剣心と彼に関わる人々の繰り広げるドラマに胸が熱くなる作品として完成した本作。改めて今回、初登場となった主な新キャラクターとキャスト陣をチェックしてみよう。
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<ホラー映画ナビ>『野良人間』ってなんだ!? メキシコが放つ禁断のファウンドフッテージ・ホラー
映画
次々と日本上陸を果たす最新ホラー映画から選りすぐりの注目作をピックアップ。独創的でスリリング、おもしろコワイ、観て損なしの「この1本」を独断と偏見でチョイスして、関連度の高い「おすすめ作品2本」とあわせてご紹介! 今回は物騒なタイトルで心を鷲づかみにするメキシコ映画『野良人間』。
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中国のSNSで大反響! 『花様衛士』をヒットに導いた“ラブストーリーの起承転結”とは?
海外ドラマ
昨年、中国の賞レースを賑わせ、年末に実施された中国最大のSNS、Weiboのユーザーが選ぶ「2020年ドラマ大賞」では『狼殿下(原題)』に次ぐ第2位の人気を獲得した時代劇ドラマ『花様衛士~ロイヤル・ミッション~』。SNSを中心にこれほどまでに大きな注目を集めたのは、キャストの人気や事件捜査ミステリーとしての面白さもさることながら、ラブストーリーへの評価が高かったのも大きな理由。中国の視聴者を夢中にさせた“ラブストーリーの起承転結”を現地のSNSの反響と合わせて紹介したい。
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豪華俳優陣ずらり! 春ドラマもラブコメがいっぱい! 気になるカップルまとめ
エンタメ
このところ、連続ドラマではラブコメ作品が次々とヒットを記録している。昨年放送の『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)にはじまり、2021年1月期には、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)や『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)がSNSを中心に大きな話題を集めた。そんな中、4月期の春ドラマもラブコメが目白押し! 王道ラブストーリーから現代ならではのテーマで描くもの、今はやりの“入れ替わり”ものまで、設定もさまざま。今回は注目のラブコメ作品とドラマを盛り上げる豪華俳優たちをピックアップ。
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ミラ・ジョヴォヴィッチ、波乱の生い立ちと美しい娘たち 長女はミラに激似
セレブ&ゴシップ
日本発の人気ゲームをハリウッドで実写映画化した『モンスターハンター』(公開中)に主演する女優のミラ・ジョヴォヴィッチ。モンスター相手に戦うヒロインを演じさせたら右に出る者なしの彼女だが、プライベートでは3人の女の子のママ。ミラにそっくりと話題の長女エヴァーは、大作映画に続々抜てきされるなど、将来を嘱望されるニューカマーに成長した。今回はそんな最強美女ミラの、波乱に満ちた生い立ちを振り返るとともに、これから活躍すること間違いなしの娘たちを紹介。
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『天国と地獄』日高と彩子の間に「信頼」という愛が生まれたのはいつからか
エンタメ
「捕まるなら、あなたが良かった」――互いの胸ぐらをつかみ合い、至近距離で見つめ合いながら、低音でささやかれたそのセリフ。森下佳子脚本×綾瀬はるか×高橋一生出演のTBS日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』(毎週日曜21時)の第9話ラストで交わされた、まるで愛の告白のようなセリフには、視聴者が盛大にざわついた。
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