『舞いあがれ!』乃木坂46・山下美月は「落ち着いていて、堅実な部分もある」 制作統括「久留美役にピッタリ」
関連 :
ヒロイン・舞の小学生時代のエピソードもフィナーレを迎え、いよいよ10月24日放送の第4週(第16回)からは大学生に成長した舞(福原遥)たちの物語がスタート。本作で制作統括を務めるNHKの熊野律時チーフ・プロデューサーが、舞の幼なじみという重要なキャラクターを演じる乃木坂46・山下美月の魅力を語ってくれた。
【写真】「久留美役にピッタリ」と制作統括も語る、山下美月演じる久留美
連続テレビ小説『舞いあがれ!』は主人公・岩倉舞(福原)がものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島という“2つの故郷”で、さまざまな人との絆を育みながら、パイロットになる夢を叶えるべく努力する姿を描くオリジナルドラマ。
これまでの朝ドラ作品でもヒロインの幼なじみは、多くの視聴者から主人公に並ぶほどの熱心な注目を集める役柄だ。熊野チーフ・プロデューサー(以下、熊野CP)も「このドラマにとっても幼なじみはすごく大事な役柄です。山下さんが演じる望月久留美と、赤楚衛二さん扮(ふん)する梅津貴司は、ドラマ全体を通して舞の支えになり、ずっとつながっていく存在。舞と幼なじみたちの関係性の変化も含めて、楽しみにしていただきたい」と期待をあおる。
久留美役の山下は、乃木坂46メンバーとして活動する一方で、『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)、『着飾る恋には理由があって』(TBS系)、『映像研には手を出すな!』(MBS・TBS系)など、テレビドラマや映画に出演し、着実にキャリアを重ねている。そんな彼女の印象について熊野CPは「こちらからの質問に対してきちんと考えて、丁寧にお話しをされる方」と振り返ると、続けて「落ち着いていて、堅実な部分もある方だと思い、久留美役にピッタリだということでお願いしたいと思いました」と語る。
そんな山下が演じる久留美は、主人公・舞とは対照的なキャラクター。愛情深い両親のもとで育った舞が空を飛ぶ夢を追うのに対して、父子家庭で育ち経済的に困窮した幼少期を送った久留美は、自立するために看護師を志すようになる。
熊野CPは、「久留美と舞は対照的なキャラクターですが、互いのことをちゃんと気にかけていて、喜びも悲しみも共有できるような存在」と2人の関係性を表現。家庭の事情を抱えながらも幼なじみとして舞をサポートする久留美の存在は、朝ドラヒロインという大役に挑む福原を支える山下本人の姿にも重なると熊野CPは語る。「舞と久留美を見ていて、本当に良い幼なじみの関係だなと感じますし、福原さんと山下さんの演技も、時間を重ねるごとにどんどん良くなっているというのを実感しています」。(取材・文:スズキヒロシ)