NiziU、新曲「Paradise」レコーディング裏を語る マユカが気付いた“リマの緊張”がかわいい
シリーズ42作目『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』が全国公開中だ。“僕らの「らしさ」が世界を救う”というキャッチコピーが掲げられた本作の主題歌を担当するのは、9人組ガールズグループのNiziUで、8日にリリースされた楽曲「Paradise」が映画を彩る。そんなNiziUに今回話を聞くと、思わずほっこりする「Paradise」レコーディングの裏側や、2023年の活動目標などを明かしてくれた。
【動画】サビの高音に鳥肌 NiziUの歌唱力が際立つ新曲「Paradise」
■NiziUと『ドラえもん』の思い出は?
ーーNiziU初の映画主題歌おめでとうございます! 今回の決定は、ダンスレッスン中に聞いたそうですね。
マコ:そうなんです。普段通りにレッスンを受けているときに、マネージャーさんから、「『映画ドラえもん』の主題歌に決まったよ!」って聞いて、最初は驚いて状況に追いつけなかったんですけど、心の底からうれしかったです。
ーーアヤカさんは、毎週放送を楽しみにするほど『ドラえもん』が大好きだったとか。
アヤカ:そうなんです。だから、信じられない気持ちとうれしい気持ちが半々でした。曲がすごく映画とマッチしているので、たくさんのお客さんに見てほしいです。
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』の主題歌を担当したNiziUのAYAKA(アヤカ) (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023
ーーマヤさんにとって『ドラえもん』はどんな存在でしたか?
マヤ:『ドラえもん』を見ることは、わたしはもちろん、みんなにとってもワクワクする特別な時間だったと思います。自分が生まれる前の『ドラえもん』の映画も見たことがあるんですけど、映画オリジナルのストーリーや、主題歌とのリンクなど、年を重ねるにつれてもっと感動するようになってきていて、『ドラえもん』と一緒に成長してきたんだなと感じています。
ーー確かに! 今回の「Paradise」は、映画のメッセージとリンクする歌詞が魅力の1つだと思いますが、好きなフレーズはどこですか?
リマ:わたしはリクのパートの「色も形も優しさも強さもあるんだ」というフレーズがすごく好きです。みんなそれぞれ色や形、個性があるからこそ素晴らしいというのが、ストレートに伝わってくる歌詞で、“自分らしさを出してもいいんだよ”というメッセージにグッときました。
ーーNiziU公式YouTubeチャンネルで公開された、リマさんとニナさんの対談動画「To.NiziU EP3 RIMA&NINA」でリマさんは、自身がインターナショナルであることに短所はなく、「ニナさんがいることが長所だ」とおっしゃっていましたよね。リマさんがニナさんのアイデンティティーを肯定する姿にすごく感動したんですけど、この歌詞にもつながっていると思うんです。一体どうやって、その考え方が生まれたのでしょうか?
リマ:実は「Nizi Project」の時は、“自分らしさを出す”というのが一番難しくて、自分の中の課題でもありました。だから、この数年間でこうパフォーマンスをしてきて、学んだんだと思います。オーディションから今までを通して、“自分を楽しむこと”が1番大切なんだと気付きました。
ーー積み重ねの結果だったんですね。ミイヒさんはどうですか? 1番のサビの美しい歌声が印象的でした。
ミイヒ:自分のパートももちろん好きなんですけど、この映画を見て、さらに好きになったのが、2番のサビに行くまでのフレーズでした。映画を通して、ありのままの日常ってすごい幸せなんだなということを学んだんですけど、「雨が降れば、ぬかるむ道」や「道端に咲いた花に集まる蝶」のような日常を表す歌詞が2番には多く、当たり前の日常ってすごいことなんだなっていうのを感じて、そこが大好きになりました。
ーーミイヒさんが感じる、「すてきだな」と思う日常の瞬間はありますか?
ミイヒ:今はこうしてメンバーと活動することが日常になったんですけど、それは、「Nizi Project」でそれぞれが頑張った証だからだと思います。だから、NiziUとして活動できているこの日常が幸せだなと感じています。
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』の主題歌を担当したNiziUのMIIHI(ミイヒ) (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2023
ーーすてきです! それでは、歌い方についても教えてください。“自分らしさ”をテーマにした曲といえば、「Paradise」だけでなく、「Step and a step」もありますよね。「Step and a step」は、「大丈夫だよ」と優しく包み込んでくれる印象だったのですが、今回の「Paradise」はグッと背中を押される感じがしました。表現方法を変えた部分など、あったのでしょうか?