逢坂良太、アフレコに「正解はない」 時代・読者層に合わせて表現に変化も
――逢坂さんにとって、グリードのような相棒と呼べる存在は?
逢坂:うーん、プライベートで友達はいても、相棒と呼べる存在はいないですね。
――友達と相棒は違いますよね。
逢坂:ぜんぜん違うと思います。相棒っていうのは、お互いを高め合える存在のことじゃないかな。フェイトとグリードがまさにそうですよね。出会ったことによって、お互いが成長していく。そういう関係が相棒だと思います。
逢坂:そういう意味では、作品を作るなかで一緒になるキャストやスタッフさんは相棒と呼べるかもしれません。そういう気持ちでいないと、いいものは作れないと思いますし。ただ、プライベートでも彼らが相棒かと言われると、そうじゃない気がしていて。それくらい、相棒という存在は特別なものだと思います。
――では、相棒と呼べるくらい愛着があってずっと使っているものはありますか?
逢坂:わりと新しいもの好きなので、それもないんですよ(笑)。ずっと持っているものといえば、小学4年生のときにクリスマスプレゼントでもらった毛布くらいかなぁ。今は使っていないのですが、手元にはあります。「捨てる?」と聞かれたら、絶対に嫌と言えるくらいには愛着がありますね。
――最後に、改めて本作の見どころを教えてください。
逢坂:光よりも闇の部分が描かれている作品で、今までのライトノベル原作のアニメとは少し違う面白さを感じてもらえると思います。僕自身も本当に毎週新鮮な気持ちで収録させていただいていますね。(インタビュー時は)まだアフレコ途中ですが、きっと映像も音楽も僕らの芝居も含めて、素晴らしいものをお届けできる気がしているので、最後まで見ていただけたらうれしいです。
(取材・文:M.TOKU 写真:小川遼)
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