秋元才加「私は女優です」“ブレない”きっかけをくれた三谷幸喜の言葉とは
「この言葉が結構自分の中で響いたんです」と秋元は笑顔を見せると「これまで自分で傷つかないようにって仕向けていたことが多かったんです。でも女優ってカメラの前で感情をむき出しにすることもあるのに、自分を守りすぎると、そういう演技ができなくなってしまうと思ったんです。だからこれまでは『私は女優です』って言うのは怖かったし『お芝居好きですか?』って聞かれても『他のことをやるのも好きです』なんてごまかしていたのですが、最近は『女優なので、この芝居やりたいです』って言えるようになろうって心掛けているんです」と熱い思いを語ってくれた。
今後は「これまで8~9年間、自分に予防線を張る癖がついているので、1回自分を全部ぶち壊す役をやらなくてはいけないと考えています。『俺が手掛けたら面白いんじゃないか』って思ってもらえるような素材でいたい」と抱負を語った秋元。「園子温監督の作品は好きですし、実際お話してみたいなって思います。園さんの持つ、内面をさらけ出させるような演出も体験してみたいし、一方で福田雄一監督のような脱力系の感性も学んでみたい」とあくまで貪欲だ。
そんな秋元に「奴隷にする側とされる側ではどっちがいい?」と問いかけると「漫画を読んだときは、どっちもいいなって思ったのですが、私はわがままなので、自分がすごく尊敬している人じゃないと奴隷にはなれない。だから奴隷にしたいですね」と回答。さらにAKB48メンバーなら誰を奴隷にしたい? という質問には間髪入れず「指原(莉乃)さん!(笑)」と答えてくれた。(取材・文・写真:才谷りょう)
映画『奴隷区 僕と23人の奴隷』は6月28日より全国公開。