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蘭寿とむ、「今までは自分に男役をかぶせていた」 宝塚退団後の心境を語る

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宝塚退団後、初の女性役で舞台に立つ心境を語ってくれた蘭寿とむ
宝塚退団後、初の女性役で舞台に立つ心境を語ってくれた蘭寿とむ クランクイン!

 今年5月に宝塚歌劇団を退団したばかりの元・花組トップスター蘭寿とむが、退団後の初舞台『ifi』(イフアイ)に女優として出演する。男役からの華麗な転身にチャレンジする蘭寿に、現在の心境と今後の芸能生活について、話を聞いた。

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 「宝塚は、自分が生きていく上での糧となっています。舞台人としても男役としても、そして人としても、いろいろと学ばせてもらいました」と、音楽学校も含めて約20年の宝塚生活を振り返る蘭寿。また、「お芝居に関しては、宝塚の“男役の美学”を大切にしていました。役によってそれぞれ違うので定義はありませんが、毎回、自分の理想みたいなものを目指して演じていましたね」と熱弁をふるった。

 蘭寿は、宝塚音楽学校の過去最高受験倍率48.25倍を記録した82期に入団した屈指の実力派。気品溢れる容貌や堂々たる立ち振る舞い、キレのあるダンスでファンを魅了し続けてきた。話を聞いていても、ストイックな姿勢が垣間見える。「宝塚時代は、作品を作るという意味でかなり重責を感じていましたね」。蘭寿は唇を噛み締めながら述懐する。

 本公演では、占い依存症の女を演じる。長年、男役を続けていたことによる弊害はないのだろうか。「男役が染み付いている部分があるので、つい癖で、足が外に出てしまったりすることはあります」と明かす蘭寿だが、「確かに実際は不安な部分もありましたが、やってみたら自然に表現することができました」と女優業の確信を得たようだ。

 稽古中は「リアルな感情を動かせている。いい状態で挑戦できている」という蘭寿。加えて、男役と女役、違いはどこにあるかと質問を投げかけると、「元々が女性ですからね。今まではずっと自分があって、その上に男役を被せていたイメージなんです」と答えてくれた。

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