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『検察側の罪人』原田眞人監督が語る、俳優・木村拓哉と二宮和也の“対極的”な魅力

映画

『検察側の罪人』原田眞人監督にインタビュー
『検察側の罪人』原田眞人監督にインタビュー クランクイン!

 木村拓哉と二宮和也が夢の共演を果たした映画『検察側の罪人』のBlu‐ray&DVDが早くも2月20日よりリリースされる。これに先立ち、本作のメガホンを取った原田眞人監督が、「一度組んでみたかった」という両雄の“俳優”としての魅力を存分に語った。

【写真】木村拓哉、二宮和也、原田眞人監督ら登壇『検察側の罪人』初日舞台挨拶の様子

 雫井脩介の同名小説を基に映画化された本作は、時効廃止前の殺人事件や捜査機関によって生み出される冤罪など、司法制度が抱えるさまざまな問題に切り込みながら、登場人物の葛藤を通して「真の正義とは何か」を洞察する社会派サスペンス。木村演じる東京地検刑事部のエリート検事・最上毅と、二宮演じる入庁5年目の若手検事・沖野啓一郎が、ある未解決事件の捜査をめぐり、師弟関係を超えて激しく対立していくさまをスリリングに描く。

エリート検事・最上毅を演じる木村拓哉と、若手検事・沖野啓一郎を演じる二宮和也 (C)2018 TOHO/JStorm
 かねてから俳優として木村と二宮に注目していたという原田監督。「木村さんは、出番は少ないけれど劇中劇の主人公を演じた『2046』や、ナチュラルな演技で時代劇に挑んだ『武士の一分』がすごく印象に残っているし、二宮さんは、何といっても『硫黄島からの手紙』の演技が素晴らしかった。ぜひ一度、2人と組んでみたいと思っていたので、本作のオファーが来たときは、素直にうれしかったですね。2人の共演は、ファンにとっても夢でしょうから」と笑顔がこぼれる。

■木村は司令塔、二宮は天才フォワード

 さらに原田監督は、木村と二宮の魅力について、「広い視野を持つ司令塔タイプの木村さんに対して、二宮さんは一歩突き抜けた天才フォワード」とサッカーに例えて表現。現場を常に客観的に捉え、映画全体を見ている木村と、役に入り込み、現場で異常な集中力を発揮する二宮は、まさに俳優として“対極的”な存在といえる。撮影中にそんな2人の個性を表すエピソードがある。「トップシーンで、木村さんが突然、“『罪を洗い流す雨はないからな』というセリフを入れたらどうでしょう?”と提案してきたんです。このセリフは第3稿辺りで台本から削除されたものだったのですが、たまたまその日に雨が降り、ハッと思い出したんでしょうね。この辺りは、映画全体を見ているからこその対応力」と感心しきり。

 一方の二宮に関しては、「とにかく天才ですね」と諸手を挙げる。「一点に向かって突き進み、どんな障壁も突破する力強さがある。例えば、殺人容疑がかけられた松倉(酒向芳)を激しい剣幕で取り調べをするシーン。僕の中で“ここまで行ければいいな”というレベルをある程度設定していたんですが、彼はそれを遥かに超えてきた。(松倉の専売特許である)口の破裂音で逆に威嚇したり、“どこかで首吊って死んでくれるか?”と脅迫したり、完全に役に入り込んでいて、カットをかけて“今のよかったね”と声をかけても本人は全く覚えていない。それくらい無意識で突き抜けているけれど、そのあと瞬間的に反応し、冷静に役に戻れるところがすごい。もしかするとゲームで鍛えた脳の力かもしれないね」と目を細めた。

木村拓哉と二宮和也の魅力を語る原田眞人監督 クランクイン!
■「何をやってもキムタク」はサービス精神の証し

 また、今年に入って、“何をやってもキムタク”と言われることに気を揉んでいることを、木村自身がテレビで語ったことが話題となったが、原田監督は、「そういう意見もわかるけれど、彼の場合、“キムタク”として培ってきた独自の引き出しが多いこと、そして、ファンが期待する“イメージ”に極力応えたいというサービス精神が、長い芸能生活の中で染み付いているのでは?」と分析。それは、決して悪いことではないとフォローしつつも、「46歳になった彼は、凄まじい経験を積んできているので、むしろこれからは、何もしない方が素晴らしい存在感を発揮できると思う」と指摘する。

 確かに本作の木村は、最上という役柄に沿った佇まいを見せ、追い込まれたときには人間的な弱さもさらけ出している。「サービス精神が過剰になると、“キムタク”独特の動きやクセが出てくるので、最上を演じる上で“余計だな”と思った部分が見えてきたときは現場で指摘したり、編集でカットしたりしましたが、もっと(キムタクらしさを)落としてもよかったかなと思っています。これからどんどん奥行きを増して、いい俳優になれる可能性を秘めているので、また、映画でご一緒するときがあったら、テレビドラマやバラエティで培ったもの、ファンが見慣れてきたものを、一度全て削ぎ落としてみたいですね」と抱負を語っていた。

 なお、本作のBlu‐ray&DVD豪華版には、木村、二宮、原田監督の3ショットで語るビジュアルコメンタリーやメイキング映像など貴重な特典映像が満載。木村と二宮が火花を散らす師弟対決の舞台裏や、映画を支える松重豊、大倉孝二、酒向芳の3悪人ぶり、紅1点・吉高由里子の不思議な魅力、さらには『評決』(1983年/ポール・ニューマン主演)、『突撃』(1958年/スタンリー・キューブリック監督作)、刑事ドラマ『TRUE DETECTIVE』など、さまざま作品からインスピレーションを受けたという原田監督こだわりの映像美学をたっぷりと堪能できる。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『検察側の罪人』のBlu-ray&DVDは、2月20日(水)発売。Blu-ray 豪華版(7800円+税)、DVD 豪華版(6800円+税)、DVD 通常版(3800円+税)。

※画像クリックで公式サイトへ 『検察側の罪人』Blu‐ray&DVD 2019年2月20日(水)発売 Blu‐ray 豪華版(7,800円+税)、DVD 豪華版(6,800円+税)、DVD 通常版(3,800円+税)※Blu‐ray&DVD同時レンタル開始 (C)2018 TOHO/JStorm  発売元:ジェイ・ストーム 販売元:東宝

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