【解説/みどころ】
演出は前作に引き続き伊藤俊也。法務省の巡閲官の面前で、郷田所長を襲ったナミは、憎悪に燃える郷田に徹底的にシゴかれる。しかし、ナミは女囚のボス・大塚らとすきをついて脱走を企てる。女囚たちの逃避行と追う看守たち。やがて女囚たちは観光バスを乗っ取って人質を取り、包囲網を突破しようとする。女囚たちに白い着物を着せて正座させ、歌舞伎のスタイルで一人一人の罪状を紹介するなど、前作の様式美をさらに推し進め、シリーズ中最も耽美な作品となった。また本作では、さそりに仮託された社会から見捨てられた女たちの“怨“が、より鮮明になっている。
- キャスト
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梶芽衣子/
渡辺文雄/
白石加代子/
荒砂ゆき/
伊佐山ひろ子/
八並映子/
賀川雪絵/
阿藤海/
- スタッフ
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監督:
伊藤俊也
脚本:
伊藤俊也
松田寛夫
神波史男
原作:
篠原とおる
- 上映時間・制作年
- 89分/1972年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 東映=東映東京
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