巨人と玩具

【解説/みどころ】
現代のマスコミ社会を痛烈に戯画化した、開高健の同名の小説の映画化。ある製菓会社の敏腕宣伝課長とその部下が、街で拾った虫歯だらけの小娘をCMキャラクターに起用し、アイドルに仕立て上げる。しかし、やがて裏切られるハメに陥り、課長は過労から吐血して倒れ、部下は一人サンドイッチマンとなって街頭を歩いていく……。タイトルバックから増村のスピーディーな演出が横溢。エネルギッシュに自己主張する登場人物の衝撃性もあって、新しい時代を開く新感覚の日本映画の誕生、と注目を集めた。野添ひとみの屈託のない可憐らしさが魅力でもある作品。
- キャスト
- 川口浩/ 野添ひとみ/ 高松英郎/ 伊藤雄之助/ 信欣三/
- スタッフ
- 監督: 増村保造 脚本: 白坂依志夫 原作: 開高健
- 上映時間・制作年
- 96分/1958年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 大映東京
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