恐怖の報酬〈1953年〉

【解説/みどころ】
メキシコに近いラス・ピエドラスの町から500キロ離れた山上の油田に大火災が発生。ニトログリセリンで消火するため、4人の男が雇われる。一台のトラックにマリオとジョー、もう一台にビンバとルイジ。途中足場の悪い急カーブを切り抜け、道をふさぐ大石もビンバの機転でニトロで爆発させ、無事通過。残りは平坦な道だ。ところが先行していたビンバの車が爆発、車の送油管から流れ出た重油を避けて通る際、ジョーが負傷、絶命する。ようやく一人たどり着いたマリオは、ジョーの分と合わせて4000ドルの賞金を得るが……。前半のシーンで、ニトロを一滴実験として爆発させることで、その後の展開に手に汗握らせるような恐怖感を生み出すことに成功している。スリルとサスペンスが、粘り強い密着描写により迫力を増し、クルーゾーのドラマ展開のうまさが強烈な印象を与えている。危険物運搬をテーマにした映画の原点となった。
- キャスト
- イヴ・モンタン/ シャルル・バネル/
- スタッフ
- 監督: アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
- 原題
- LE SALAIRE DE LA PEUR
- 上映時間・制作年
- 149分/1953年
- 制作国
- 仏
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