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ざくろの色

【解説/みどころ】
1964年に発表した処女作「火の馬」で世界的に注目された、パラジャーノフ監督の長編第2作。18世紀に生きた宮廷詩人、サヤト・ノバの詩世界を、映像に置き換えたと言い得るような、美しく、詩的な映像世界で展開される。セリフを極限まで排し、イメージの積み重ねによって語られる詩人の生涯。様式的かつ儀式的な構成が、ゴダールなどに少なからぬ影響を及ぼした。パラジャーノフは、この映画を撮るにあたってアルメニアに古くから伝わる手法を用いたという。青年時代の詩人サヤト・ノバとその恋人を、ソフィコ・チアウレリがともに演じているほか、同一人物でも年齢によってまったく違った風に描かれるイコンに倣い、サヤト・ノバを4人の役者が演じている。しかしながら、現存する「ざくろの色」は、1969年のオリジナルではなく、1971年にセルゲイ・ユトケーヴィッチが編集した短縮版であるため、どこまでパラジャーノフの意に沿ったものなのか、不明なままである。


キャスト
ソフィコ・チアウレリM・アレクヤンV・ガスチャン
スタッフ
監督: セルゲイ・パラジャーノフ セルゲイ・ユトケーヴィッチ
原題
ЦВЕТ ГРАНТА
上映時間・制作年
73分/1968年
制作国
ソ連


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