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新たな観光誘致の形!美馬市と観光客を繋ぐ “ロケツーリズム” の企画が進行中♪

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記事提供:ZipangWEB

窓を開ければ、花と土の香りが漂ってくるような春真っ盛り。
コロナによる自粛が続くとはいえ、暖かな気候に旅行気分が高まっている人も多いのでは?
 
民間の調査によると、「コロナの終息後は国内旅行に行きたい」と考える人は七割に達しており、観光需要は回復すると見込まれています。
こうした旅行ムードの再燃と同時に、「美馬市に行こう」と思う観光客が生まれるような仕組みを、今のうちから作りたい!
そのための“種まき”が、美馬市ではすでに始まっているのです。
今回は、こうした種まきの第一弾“ロケツーリズム”に関する美馬市の取り組みをご紹介します!

広棚芝桜 
・美馬市の魅力ともったいない現状

美馬市は、徳島県西部にある人口28,000人弱の町。清流「穴吹川」や日本百名山「剣山」という雄大な自然と、重要伝統的建造物群保存地区「うだつの町並み」にみられる由緒ある歴史、どちらも合わせ持った魅力たっぷりの場所です。
近年は、都市部企業がサテライトオフィス(地方型オフィス)を設けたり、うだつの町並みに古民家を改修したカフェやレストラン、宿泊施設などがオープンしたりと、活気づいてきていました。

しかし、新型コロナウイルスによる打撃は免れず……昨年末には終息の兆しが見えたものの、オミクロン株の影響で自粛ムードに逆戻りしてしまいました。
地元飲食店をはじめとする事業者も、先行きの見えない不安に苛まれている現状です。
それでも、コロナ禍から脱すれば、観光需要は必ず回復します。
その日がくれば、観光客の方には美馬市を訪れて存分に楽しんでもらいたい!
観光業の再興で地元の方々にも元気になってほしい!
市として、こうした想いを強く抱えています。



美馬市テレワーク促進施設[ ]&Work(アンドワーク)
 

一方、「コロナ後に観光に行きたい都道府県ランキング」という民間調査において、美馬市を擁する徳島県は42位……残念なことに、四国の中でも最下位に位置しています。

このまま何も手を打たなければ、いくら観光需要が回復しても、徳島県や美馬市が観光客で賑わうのは他の都道府県よりも後になってしまうでしょう。

先ほども書いた通り、美馬市自体は魅力たっぷり。

それなのに、その魅力に気づいてもらえていないという、もったいない現実がありました。


大滝山から望む 

 ・打開策はテレビドラマにあり?!

この現状を打破すべく、美馬市が注目したのは”ロケツーリズム“でした。
“ロケツーリズム”、耳慣れない言葉かもしれません。
これは、ロケ地として映像作品の舞台になり、その作品を通して地域の認知度アップを図る、というもの。
ただし、単にロケ地になって、あとは放映を待つだけ!というわけではありません。
「ロケ地ツアー」や「コラボ土産」などを地域主導で企画し、その作品のファンが現地を訪れたいと思えるような、観光誘致の仕組みを整えていくのです。
実際に、近年はアニメや映画・ドラマにゆかりの土地をめぐることを「聖地巡礼」と呼び、熱狂的なファンを中心に盛り上がりをみせています。
 
そんな“ロケツーリズム”の美馬市版プロジェクトが、現在進行中!
人気漫画『僕らの食卓』(三田織著、幻冬社コミックス)のドラマ化に伴って、ロケ地として美馬市が選ばれたのです。
このチャンスを活かし、原作漫画やドラマを見た全国各地の人が、美馬市に興味を持って、足を運んでもらえるような仕掛けをどんどん打ち出していく予定です。
美馬市が「聖地」と呼ばれる日も近いのかも?!

  和傘 藍染工房 みまから唐辛子畑 




  ・美馬市の人たちに笑顔を
この取り組みの真髄は、行政のみでは完結しないという点にあります。
市役所ではお土産品などを直接作成することはできません。
だから、真の“ロケツーリズム”達成には、地域の事業者との協力が必要不可欠なのです。
そしてこの「地域の方々の協力」こそ、何よりも重要だと思っています。
観光客の満足度アップももちろん大切ですが、観光によってその地域が元気になることが、ツーリズム=観光事業の本質でもあるからです。
誘致といった最初の“種まき”は行政で行ったものの、いずれは地域の方々が主人公となって観光産業が活性化していくことを、この取り組みの最終的な目標にしています。
ちなみにこれは、SDGsの8番(働きがいも経済成長も)と11番(住み続けられるまちづくりを)に該当。
SDGs、すなわち持続可能な形で、”ロケツーリズム”が美馬市に浸透し、みなさんの笑顔を生むようになることを目指しているのです!
 


SDGs8番 

 

SDGs11番

 

 

また、『僕らの食卓』のドラマ化においては、作品ポスターやコラボ商品、エンドロールなどを媒体とする企業PRも積極的に支援することになっています。
これには「企業版ふるさと納税」を活用する予定で、またもSDGsの17番(パートナーシップで目標を達成しよう)に当てはまります。
作品の試写会などに合わせて、ご支援いただいた企業同士や地元企業との交流の場を作り、新たなパートナーシップを築くための支援をしていくつもりです。
 
SDGs17番

 




今行っている”種まき”が功を奏し、期が熟したときには、地元の方々や企業、作品のファン、そして行政と、多くの人々を巻き込んで、美馬市に根を張る大樹が成長していく……
こうしたビジョンをもって、事業実施を決断しました。
美馬市のみなさんも、芽吹きだす春の花々を心待ちにするように、この取り組みにも期待していただければ幸いです!


美馬寺町 歴史めぐりコース


 



吉野川の夕焼けと潜水橋

 

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