知られざる天才クライマーの想像を絶するチャレンジ! 『アルピニスト』予告解禁
知られざる天才クライマーが前人未踏のチャレンジに挑む姿を追う7月8日公開のドキュメンタリー映画『アルピニスト』より、予告編と場面写真が解禁された。
【動画】ドキュメンタリー映画『アルピニスト』予告編
本作は、第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作『フリーソロ』以来となる、壮大なスケールと迫力に満ちた、驚くべきアルピニスト、マーク・アンドレ・ルクレールのドキュメンタリー映画。
『フリーソロ』に登場したクライミング界のスター、アレックス・オノルドが「彼はクレイジーだ!」と語るなど、世界的アルピニストのレジェンド達からも一目置かれている命知らずの若きアルピニストがいた。彼の名は、マーク・アンドレ・ルクレール。
世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いたマークは、SNS社会に背を向けながら、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。だが、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格により世間的な知名度はほぼ皆無だった―。
本作は、思わず目もくらむ、崩れ落ちそうな岩と氷の断崖絶壁をものともせず、命綱をつけずにたった独りで頂点を目指すマークの姿が収められている。普段、なかなか見ることのできないような雄大な自然を背景に、体力と精神力の極限に挑むマーク。そんな彼の驚くべきフリーソロというクライミング・スタイルに、思わず手に汗握る作品となっている。
予告編は、広大な氷の世界にそびえ立つ岩壁や氷壁に、たった独りで前人未到のクライミングに挑戦するマークの姿を収めたもの。マークの頭に付けたカメラが捉えた映像からは、命綱は無し、アイスバイルを握った両腕とスノースパイクを装着した両足だけを頼りに、音を響かせながら氷壁にクライミングする様子などが映し出されている。
映像にはそのほか、『フリーソロ』のアレックス・オノルドが「マークの話なら一日中話せるよ。僕が登るのは硬い岩だけど、彼は氷壁をフリーソロで登る」と興奮気味に熱弁するなど、関係者がマークについて語る場面も。中盤からは、マークがアメリカで最難関の山と言われているトーレ・エガーの冬季単独登頂に楽しみながら挑んでいく姿や、彼の素顔が映し出されていき、最後は「挑戦するすべての人へ」というキーフレーズが重なって締めくくられている。
場面写真は、命綱なしで傾斜が急な山々を登るマークの姿、壮大な自然の景色などを切り取ったものとなっている。
映画『アルピニスト』は、7月8日より全国公開。