デンマーク王室、女王の孫4人から王子・王女の称号はく奪 それぞれ自由な人生を歩むため
デンマーク王室のマルグレーテ女王が、8人いる自身の孫のうち4人から、王子・王女の称号と、「殿下(His/Her Highness)」という敬称をはく奪すると発表した。
【写真】女王の次男ヨアキム王子と子どもたち
JustJaredによると、今回称号をはく奪されることが分かったのは、女王の次男、ヨアキム王子の子どもたち、23歳のニコライ王子と、20歳のフェリックス王子、13歳のヘンリック王子、そして10歳のアテナ王女。4人は2023年1月1日から、「殿下(His/Her Highness)」に代わって、「閣下(His/Her Excellency)」という敬称が用いられ、モンペザ伯爵子女と呼ばれる。
発表に際し王室は声明を発表し、「決断に際し、マルグレーテ女王は、4人の孫たちが、王室メンバーとしての法的な要因や義務によって制限されることなく、より幅広く活躍できる枠組みを作ることを願いました」とコメントしている。
4人の王子・王女のうち、ヨアキム王子が前妻との間にもうけたニコライ王子とフェリックス王子はイケメンとして知られており、長男ニコライ王子はモデルとして活動するなど、王族の枠にとらわれない活躍を見せていた。
なお、称号がはく奪されても、4人の王位継承権に変わりはない。また、女王の長男フレデリック皇太子の4人のこどもたちに関しては、変更がないという。