イタリアで3週連続1位の大ヒット! 40年にわたる愛の物語『離ればなれになっても』公開決定
イタリアで3週連続第1位を記録した、『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督最新作『The Best Years(英題)』が、邦題を『離ればなれになっても』として12月30日より公開されることが決定。予告編と日本版ポスターが解禁された。
【動画】イタリアで大ヒット! 40年の愛の歴史『離ればなれになっても』本予告
本作は、1982年から2022年までの激動の時代を背景に、出会いと別れを繰り返した40年にわたる愛の歴史を描くドラマ。『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノが監督を務め、音楽を『ライフ・イズ・ビューティフル』の二コラ・ピオヴァーニが担当。公開後にイタリアで3週連続第1位を記録したほか、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞に3部門ノミネートされた。
1982年のローマ。16歳のジェンマは同級生のパオロと恋におちる。彼の親友ジュリオとリッカルドと共に、弾けるような青春の時を過ごしていた。しかしある日突然母親を亡くしたジェンマは、ナポリの伯母の家に引き取られることに。1989年、教師、俳優、弁護士と、社会への一歩を踏み出した3人の男たちは、別人のように変わってしまったジェンマと再会する─。
予告編は、1982年、「宝石(ジェンマ)」という名前の通り美しく輝くジェンマと、彼女の初恋の相手であるパオロが16歳で出会うところから始まる。続いてジェンマとパオロ、パオロの親友ジュリオとリッカルドが青春の日々を過ごす様子や、母の突然の死で引っ越すことになったジェンマが「離ればなれになっても、パウロ、心から愛してる」と手紙を書く姿が映し出される。それから10年後、ジェンマとパウロは再会。ベルリンの壁の崩壊、9.11テロ事件など激動の時代に翻弄されながら、出会いと別れを繰り返していく。
見つめるだけで息が止まった幼い恋、大人の都合で離ればなれにされた切ない時間、まさかの親友の裏切り、身を引き裂く別れ、涙の再会の思いもしなかった行方。40年の歳月の果て、ジェンマの隣にいるのは果たして誰なのか。彼らが迎える結末に興味がふくらむ、情感あふれる予告編となっている。
日本版ポスターは、主人公ジェンマが電車に乗って誰かと「さよなら」したことをうかがわせる姿を切り取ったもの。彼女の横には「さよならの数だけ、愛が深まる―――」というコピーが添えられ、下部には、登場人物たちのきらめく青春時代、パオロとジェンマの熱い恋、トレヴィの泉、ジェンマが手紙を書いている姿を捉えた写真が並べられている。
映画『離ればなれになっても』は、12月30日より全国順次公開。