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木村拓哉主演『教場』シリーズ、来年4月期“月9”で連ドラ化 “最恐の教官”誕生の謎を描く

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ドラマ『風間公親-教場0-』で主演を務める木村拓哉
ドラマ『風間公親-教場0-』で主演を務める木村拓哉(C)フジテレビ

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 2020年と21年に新春スペシャルドラマとして放送された木村拓哉主演『教場』シリーズが連続ドラマ化され、『風間公親-教場0-』として、フジテレビ系にて2023年4月より毎週月曜21時に放送されることが決まった。木村のフジテレビ連続ドラマ出演および月9主演は9年ぶり。また木村の月9ドラマ主演は今作で11回目となり、月9主演回数歴代1位となる。

【写真】原作『教場0 刑事指導官・風間公親』書影

 長岡弘樹のベストセラー小説『教場』シリーズを実写化し、2020年、21年にスペシャルドラマとして放送された『教場』『教場II』は、神奈川県警の警察学校という密室を舞台に、冷徹で“最恐”の教官・風間公親(木村)が、「警察学校は、優秀な警察官を育てるための機関ではなく、適性のない人間をふるい落とす場である」という考えのもと、冷酷無比なやり方で生徒たちをふるいにかけていきながら、彼らがそれぞれ抱えるさまざまな葛藤や秘密が渦巻く中で次々と巻き起こる事件を乗り越え、卒業するまでを描いた。

 極限状態を生き抜く生徒たちそれぞれのよこしまな思惑を、観察力にたけた教官が暴いていくミステリー、また、過酷な警察学校で覚醒していく生徒たちの青春物語、そして厳格なカリスマ教師が個性あふれる生徒たちと向き合う人間教育の物語と、あらゆる角度から楽しめるエンタメ作品。木村が笑顔を一切見せない冷酷無比な“隻眼の教官”を演じたことで、「木村自身の新境地」という評価も多く聞かれた。2021年の『教場II』放送後から、続編の放送を希望する声が数多く上がっていた。

 『教場II』のラストシーンではその右目の義眼は、風間が刑事時代、捜査中に何者かに襲撃されて負った傷であったことが判明したが、風間を襲った犯人の正体と、風間が警察組織に対して持つ激しい恨みの理由までは明らかにされなかった。今作では、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかとなる。

 物語は、風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。そこは「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていた。風間とともに殺人事件の現場に臨場し、完全犯罪をもくろむ犯人や挑戦的な容疑者の前で事件捜査の基本を試され、たたき込まれていく、さながら「事件現場自体が教場」とも言えるOJT(On The Job Training)型の事件捜査だ。

 「残念だが君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう。これにサインして持ってこい。いつにする、明日かあさってか、何なら今でもいい」。『教場』での風間を思い起こさせるこの言葉。刑事失格の烙印(らくいん)を押された刑事たちは、風間流の事件捜査を学び、自らの無力さを感じ取る。

 両方の“眼”で誰よりも早く真相を見抜いている風間が、あえて後輩刑事に「自分で考えてみろ」と促すことによって、事件を解決に導いていくと同時に、後輩刑事の抱える秘密やトラブルをも、時に冷徹なまでの観察眼で見抜いていく。やがて、後輩刑事たちはひとりずつ「風間道場」を卒業していく…。初めて風間公親という人物のキャラクターそのものに深く切り込んでいく『教場』シリーズの原点であり、始まりとも言える物語となっている。

 刑事時代の風間が後輩刑事たちと担当する事件を経て、点と点が結びつき、「風間教場」の先へとつながる線となっていく。そして物語が終盤にさしかかるにつれ、風間がいかにして“教官”風間公親に変貌を遂げたのかが明らかとなる。

 脚本を手がけるのは、『踊る大捜査線』シリーズの君塚良一。演出は、木村とはフジテレビ系ドラマ『若者のすべて』(1994年10月期)、『眠れる森』(1998年10月期)、『プライド』(2004年1月期)など数ある作品で共に歩んできた中江功。クランクインは11月下旬の予定。

 木村は「過去のSPドラマではまだ描いていない原作のエピソードや、まだ描いていない風間というのがあったので、視聴者の皆さんからの“続編を見たい”という気持ちが今回につながったのはうれしかったです。ただ、1作目、2作目は警察学校の中での話を作らせていただいた中で、今回はなぜ“風間公親が警察学校の教官になったのか”というエピソードを作ります。あの“教場”という特別な空間である、警察学校の中だからこそ成り立っていた風間公親という存在が、皆さんが行き交う一般社会の中にいる場合、この描き方が難しいなと思っていたんですが、そこは中江監督といろいろと話をして、詰めている途中です。今回の連ドラ化は思い切った試みだとは思うんですが、お正月早々“こんなのをやるの?”と違和感を抱かれていた今までの『教場』を、また今回は違う違和感がある場所、その曜日のその時間帯(月曜よる9時)で、“こういうのをやって大丈夫なんですか?”という作品を作ることになると思うので、いろんな意味で皆さんに驚いていただけたら面白いかなと思っています」とコメントしている。

 ドラマ『風間公親-教場0-』は、フジテレビ系にて2023年4月より毎週月曜21時放送。

※コメント全文は以下の通り

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<木村拓哉 コメント全文>

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