『glee/グリー』の暴露ドキュメンタリーが公開 リア・ミシェルの言動やコリー・モンティスの死に言及
日本でも大ヒットしたドラマ『glee/グリー』の栄光と代償をひも解くドキュメンタリーシリーズ『The Price Of Glee(原題)』がDiscovery+とIDで配信された。この中で、物議を醸してきたリア・ミシェルの言動や、亡くなったコリー・モンティスについて、スタッフが語っていることがわかった。
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『glee/グリー』は、オハイオ州の架空の学校ウィリアム・マッキンリー高校を舞台に、グリー部のメンバーが偏見や困難を乗り越え成長していく姿を描く青春ミュージカルドラマ。世界中で大ヒットを記録し、エミー賞やゴールデン・グローブ賞など、数々の賞を受賞した。
その一方で、コーリー・モンテースがドラマ放送中の2013年に薬物の過剰摂取で命を落とし、マーク・サリングは児童ポルノ所持で逮捕された末に2018年に自殺。そしてナヤ・リヴェラは2020年に水難事故で亡くなっている。このことから「gleeの呪い」というフレーズが囁かれることも。
Just Jaredによると、「グリーの代償」を意味する『The Price of Glee』と題されたドキュメンタリーシリーズの全3話がついに公開され、その内容が明らかになった。その一部を紹介する。
★リアの態度について
レイチェル役のリア・ミシェル。2020年にキャストから差別発言を告発され批判を浴びたが、このドキュメンタリーでは彼女の態度について言及。シーズン1、2で製作総指揮のアシスタントを務めていたギャレット・グリアは、「リアはナルシスト」で「彼女の演じるキャラクターの注目度が脅かされるようなことがあったら、ケンカ腰になった」とコメント。
また、シーズン4にゲスト出演したダビエ・スネルは、リアから仲間外れにされたと暴露。ブレイン役のダレン・クリスからの勧めでキャストのランチに参加したところ、女性から話があると声を掛けられ、「あの中の一人があなたに一緒に座って欲しくないと言っている」と参加を拒否されたそうだ。「それはリアですかと、あてずっぽうで聞くと、彼女はうなずいた。…こんなこと、高校ですらされたことがなかった」と振り返っている。
★コリーが飲酒を再開した理由
本作でフィン役を演じ、長くアルコールと薬物の中毒に苦しみ、薬物の過剰摂取で命を落としたコリーだが、シーズン3でヘアメイクの主任を務めたダグ・カークパトリックによると、彼が担当し始めたシーズン当初はコリーは完全にクリーンだったそうだ。
「彼は飲んでいなかったし、ドラッグもしていなかった。ところが、最後の数日になって、彼の様子の変化に気が付いた。彼は酔っていた。彼の話では、パーティーに行ったけれど、飲むべきでないとわかっていたから、飲みたいけど飲まなかったそうだ。でもその夜、あるキャストから、飲みたいなら飲むべきだ。自分がそばにいて見守っているから大丈夫だと言われたらしい」。
「その言葉にコリンは困惑し、怒りを覚えたが、だけど飲んでしまった。愛する誰かから許可をもらったから、また飲み始めてしまったんだ。彼はそのことに腹を立てていたけど、でも自分で選んだ。これが破滅へつながった」と述べているという。なお、ダグは、この人物の名前を明かすつもりはないとしている。