ジョージ・ミラー監督最新作『アラビアンナイト 三千年の願い』、画家・ヒグチユウコら描き下ろしイラスト&本編映像解禁
ティルダ・スウィントンとイドリス・エルバが出演するジョージ・ミラー監督最新作『アラビアンナイト 三千年の願い』より、画家・ヒグチユウコら7名による作品をイメージした描き下ろしイラストが到着。併せて、ヒロインの前に魔人が現れる本編映像が解禁された。
【写真】『アラビアンナイト 三千年の願い』をイメージした画家・イラストレーター描き下ろしイラスト
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から8年。ミラー監督の最新作は、「アラジンと魔法のランプ」で有名なイスラムの説話集「アラビアンナイト」をモチーフにした、圧倒的な造形美と絢爛(けんらん)たる色彩美にあふれた壮大な「おとぎ話」だ。
古今東西の物語や神話を研究するナラトロジー=物語論の専門家アリシア(ティルダ)は、講演のためトルコのイスタンブールを訪れた。彼女がバザールで美しいガラス瓶を買ってホテルに戻ると、その瓶の中から突然巨大な魔人・ジン(イドリス)が現れ、瓶から出してくれたお礼に「3つの願い」を叶えようと申し出る。そうすれば呪いが解けて魔人は自由の身になれるのだ。
だが、物語の専門家アリシアは、その誘いに疑念を抱く。願い事の物語はどれも危険でハッピーエンドがないことを知っていたのだ。魔人は彼女の考えを変えさせようと、紀元前からの3000年に及ぶ自身の物語を語り始める。そしてアリシアは、魔人も、さらに自らをも驚かせることになる、ある願い事をするのだった…。
このたび、本作をイメージした描き下ろしイラスト7点が到着。画家・ヒグチユウコの作品では、アリシアと魔人の出会いが、まるで泡沫の夢かのような繊細なタッチで描かれている。画家・榎本マリコの作品は、アリシアと魔人の眼(「眼」は本作を語る上で欠かせないキーアイテム)を象徴的に描いたもの。イラストレーター・金子ナンペイは、魔人が体験した3000年の物語をアリシアに訊かせる様子を蠱惑的(こわくてき)に描いた。
イラストレーター・ごとうゆりかは、劇中に登場する書籍から着想を得て独自の世界観を表現。イラストレーター・サイトウユウスケは、横たわる魔人の物語に陶酔したかのようなアリシアの表情を描いた。作家/イラストレーター・ぬまがさワタリは、イラストと共に「ジョージ・ミラーという、映画史に名を刻む偉大な“語り手”について語るうえでも、本作は決して外せない重要作となるだろう」というコメントを寄せた。イラストレーター・100%ORANGEは、魔人の登場シーンを外国の絵本を思わせるようなチャーミングなタッチで描き出している。
併せて解禁された本編映像は、主人公の学者アリシア(ティルダ)がグランドバザールで購入した小瓶を滞在先のホテルの洗面台で洗っていると蓋が開き、カラフルな煙と共に巨大な魔人(イドリス)が現れるシーン。ドアまで伸びる大きな黄金の足に驚くアリシア。果たして、彼女が目にした魔人の姿とは…。
映画『アラビアンナイト 三千年の願い』は、2月23日より全国公開。