『アイ・アム・レジェンド』続編は、映画の別エンディングの数十年後が舞台
ウィル・スミスとマイケル・B・ジョーダンが出演する『アイ・アム・レジェンド』の続編は、オリジナル映画の別エンディングの数十年後が舞台となることがわかった。
【写真】ウィル・スミスが相棒のわんちゃんと生存者を探す『アイ・アム・レジェンド』(2007)フォトギャラリー
本作は、リチャード・マシスンの同名小説を元に、ウィル・スミス主演、フランシス・ローレンス監督で映画化した作品。ウイルスが蔓延し、廃墟と化したニューヨークを舞台に、ただ一人生き残り、愛犬とともに生存者を探す科学者ロバート・ネヴィルの物語が描かれる。2007年12月に日米同時公開され、Box Office Mojoによると、世界で5億8500万ドル(約789億円)もの興行成績を上げた。
昨年3月に、ウィル・スミスとマイケル・B・ジョーダンを主演に続編が製作されることが発表されていたが、この度プロデューサーと脚本を兼任するアキヴァ・ゴールズマンが、Deadlineのインタビューで続編の詳細について語り、オリジナルのエンディングの数十年後が舞台になると明かした。
「僕はドラマ『The Last of Us』に夢中になっていまして、あの作品ではアポカリプスの直後だけでなく、その20年後、30年後が描かれます。地球がどのように世界を取り戻していくのかが描かれ、人が主な居住者でなくなったらどうなるのかという問いかけは、美しいものがあります。(『アイ・アム・レジェンド』の舞台の)ニューヨークでは、まさにその様子がみられるでしょう」。
なお本作には、エンディングの異なる別バージョンが存在するが、ゴールズマンはこちらを原点に、構想を描いているようだ。「マシスンの原作と、劇場公開版とは異なる別バージョンのエンディングに立ち返ります」「人類が地球の支配種だった時代に終わりを告げたと、マシソンは話していました。非常に興味深いので掘り下げようと思います。原作小説にもう少し忠実になると思います」。
続編では、ウィルとマイケルが主演し、プロデューサーも兼務することがわかっている。