スペイン王室レオノール王女が士官学校に入学 3年間の軍事訓練に参加
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スペイン王室のレオノール王女が、留学中のアトランティック・カレッジを卒業後、軍の士官学校に入学し、軍事訓練を受けることが発表された。
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現在17歳のレオノール王女は、スペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃の長女で、スペインの王位継承第1位の未来のスペイン女王として知られる。現在、イギリス・ウェールズにあるUWCアトランティック・カレッジに留学しているが、即位後にスペイン軍の最高司令官となることに備え、同校を卒業後の8月から、スペイン各軍の士官学校に入学し、軍事訓練を受けるという。
Peopleによると、初年度はサラゴサにある陸軍士官学校に入学し、翌年に海軍士官学校、そして最終年度はサンティアゴ・デ・ラ・リベラの航空士官学校に進み、3年間にわたってそれぞれ陸・海・空軍の教育を受けることになる。
3月16日（現地時間）に行われた記者会見で、マルガリータ・ロブレス国防相がレオノール王女の軍事訓練について言及。「今日の閣議で王女の軍事訓練とキャリア構築を目的とした国王令が承認されました。これは、いずれ時が来れば女性の最高司令官が誕生することを意味しています」「近年我々は、軍における女性の活用を進めてきました」と述べたそう。
また、「議会君主制において、王位継承者は軍隊での経験と職歴を持つ必要があります」と述べ、「これは、王女が将来我が国の指導者になる上で、必要不可欠なステップです」と語ったという。
ヨーロッパ各国の王室では、レオノール王女と同世代の王子・王女に注目が集まっており、2020年には、将来のベルギー女王、エリザベート王女も、レオノール王女同様アトランティック・カレッジを卒業後、ブリュッセルにある王立陸軍士官学校に進学。エリザベート王女は訓練を終え、オクスフォード大学に留学している。
