ジョージ王子の戴冠式出席は歴史上初の事だった
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来月執り行われる英チャールズ国王の戴冠式。9歳のジョージ王子が、国王の付き人ペイジ・オブ・オナーを務めることが発表されたが、王子の戴冠式出席は、歴史上初の出来事となることがわかった。
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ジョージ王子は、ウィリアム皇太子とキャサリン妃の長男で、チャールズ国王の孫にあたる。未来の国王となることが決まっており、王位継承権順位は父ウィリアム皇太子に次ぐ第2位。Peopleによると、戴冠式に王位継承権第2位の王子が出席するのは、歴史上初の事となるそうだ。
昨年9月に亡くなったエリザベス女王の戴冠式が行われたのが1953年で、王位継承権第1位である息子のチャールズ国王は当時わずか4歳だった。長時間に及ぶ戴冠式で、彼が出席したのは女王に冠が戴く部分のみだったそうだ。また、1937年にエリザベス女王の父ジョージ6世の戴冠式が行われた際、当時女王は11歳で同じく式の一部にのみ出席した。
ジョージ王子は戴冠式に出席する歴史上初の王位継承順位第2位の王子であるだけでなく、歴史上最年少で役割を果たす未来の国王にもなる。
チャールズ国王の戴冠式は、現地時間5月6日、英ロンドンのウェストミンスター寺院にて、カンタベリー大主教によって執り行われる。ジョージ王子は、国王の侍従長に任命されたチョルモンドリー侯爵の息子である13歳のオリバー・チョルモンドリー卿や、ニコラス・バークレイ、12歳のラルフ・トルマッシュと共に、国王の付き人ペイジ・オブ・オナーを務める。
エリザベス皇太后の伝記などを手掛ける作家のヒューゴ・ヴィッカーズは、ジョージ王子のペイジ・オブ・オナーが発表される前、Timesに対し「ジョージ王子の出席は、王室の未来を象徴し、また王子にとっても忘れられない出来事となるでしょう」と述べていたそうだ。