「遠慮のない俳優が必要だった」 新たに描かれるフック船長に、ジュード・ロウが抜てきされたワケ
ディズニープラスにて独占配信中の映画『ピーター・パン&ウェンディ』より、新たに描かれるフック船長役にジュード・ロウが抜てきされた理由や、ジュード自身がフックの役作りなどを語るコメントが到着した。
【写真】“イケオジ”ぶりが半端ない! 現在50歳のジュード・ロウ
本作は、夢の冒険の先ネバーランドを舞台にした新たな物語を、ディズニーが実写映画化。アニメーション『ピーター・パン』では明かされることのなかった、ピーター・パンとフック船長の間に起った過去が明らかになる。
製作総指揮を務めたトビー・ハルブルックは、本作で大きなカギとなるフック船長のキャスティングについて「大人が子どもを殺したいと思っているわけですが、その状況が普通に感じられるものでなければなりません。ダークにするのではなく、よりリアルにするのです。だから、フック船長には、そういった遠慮のない俳優が必要だったんだ」と振り返る。
続けて「ジュード・ロウの名前が出た瞬間に、『それだ!』と思いましたね。ジュードには若々しさと魅力があり、とてもエキサイティングです。でも、彼のフックはピーターと同じように欠点もあるんだ。同じコインの裏表のような存在なんだよ。そしてジュードが現れて剣を振り回すと、本当に殺すつもりなんじゃないかと思うくらい、衝撃的だったんだ、まさそういう俳優が必要だったんだよ」 と、ジュードに決定した当時の様子を明かしている。
そんなジュードは、本作で演じたフック船長について「彼についての資料がたくさんあって、それを元にすることもできましたが、解釈を広げる余地もありました。彼のことは、多くの人々がすでに知っていて、この役のスペクタクルと調和を受け入れてもらえるほど、大きな素質があったんだ」とコメント。
そして「彼を演じる日々は、本当に充実していたよ。重要なのは、自分の想像に囚われ過ぎず、あたかも彼が実在し、この船でこの人生を生きてきたかのように、彼を表現することだった」と役作りで心がけた点を明かし、「だから、役者としての旅は、とてもやりがいがあって、チャレンジングで、いいことばかりだったよ」とほほえんだ。より現実味を帯びたフック船長のキャラクターは、ジュードの卓越した演技があってこそ実現したもの。彼が演じるフック船長にも注目したい。
映画『ピーター・パン&ウェンディ』は、ディズニープラスにて独占配信中。