ブリジット・バルドー、呼吸困難で救急車が駆け付ける
セックスシンボルとして一時代を築き、BBの愛称で親しまれたブリジット・バルドーが、仏サン=トロペの自宅で呼吸困難に陥り、救急車が駆け付けたそうだ。
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Page Sixによると、ブリジットの夫ベルナー・ドルマルがに地元紙Var‐matinに対し「ブリジットの呼吸にトラブルが起きたのは、朝9時頃でした」とコメント。「意識は失いませんでしたが、普段より呼吸が荒くなりました。呼吸困難だったと思います」と語り、駆け付けた救急救命士がブリジットに酸素吸入を行い、しばらくの間様子を見たと、当時の状況を説明した。
続けて、「同年代の人と同じように、彼女も暑さに耐えられなかったんだ。彼女は88歳だ」と語り、現在ヨーロッパを襲っている熱波のせいで体調を崩したことを示唆した。
ブリジットは50年代から60年代にかけて女優、モデル、歌手として活躍。その後1973年に40歳を前に引退している。
引退後は動物保護活動に従事し、1987年には高価なジュエリーやアート、服など、私財の1/5を投じてオークションを行い、50万ドル(今のレートにして約7000万円)ほどの資金を調達したこともある。その反面、人種差別的な発言で批判されることもあった。
2012年に珍しく受けたVogue Hommeのインタビューでは、セレブというステイタスに「押しつぶされた」と感じたとコメント。「どんなに恐ろしいことか誰も想像できない。悪夢でした。もうあんな生活を送ることはできませんでした。限界だったので、38歳で映画から引退しました。戻る気持ちは一切ありません」と語っていた。
また、今年ブリジットの伝記『Being Bardot(原題)』を出版したイギリスの伝記作家で歴史家でもあるジェームズ・クラークは、Fox News Digitalに対し、「仕事のペースだけでなく、モデルや女優としてカメラの被写体でいるのに消耗したのです。彼女は“20年もしてきたのだから、もう十分”と思うに至りました」とブリジットがキャリアの絶頂期にスポットライトから離れた理由を述べている。