デンマークのフレデリック国王、即位後初の海外公務は異例の形に
母マルグレーテ女王の退位を受け、1月14日に即位したデンマークのフレデリック国王。この度即位後初めてとなる海外公務で、ポーランドを訪れることが発表された。
【写真】デンマーク王室メアリー王妃、即位後初の単独公務
Peopleによると、フレデリック国王はデンマークのビジネス代表団を率いて、現地時間1月31日から2月2日まで、3日にわたってポーランドを訪れるそうだ。
デンマーク王室では伝統的に、新国王の初の海外公務は、配偶者を伴っての近隣諸国訪問となるそうだ。通例を破る形となったが、王室では以前から予定していたスケジュールだとコメント。報道によると、国王は母の退位を直前まで知らなかったと言われており突然のものだったことがうかがわれる。今回の公務は、退位発表前から準備していたものである可能性がある。
王室の発表によると、今回のポーランド訪問で国王は、大統領府にてアンジェイ・ドゥダ大統領から歓迎を受けたあと、戦没者墓地に花をたむけ、王宮で開かれる晩餐会に参加。首都ワルシャワのほか、シュチェチンにも足を延ばすようだ。
55歳のフレデリック国王は、83歳の母マルグレーテ女王が昨年大みそかの演説で、デンマーク王室で初めて存命中に退位することを発表したことをうけ、14日に即位。戴冠式は行わず、宮殿のバルコニーで新しい治世の宣誓を行い、フレデリクセン首相により新国王誕生がアナウンスされた。