ロバート・ダウニー・Jr.、「僕の獣医」妻スーザンにオスカー受賞スピーチで感謝
第96回アカデミー賞で、悲願の受賞を果たしたロバート・ダウニー・Jr.が、受賞スピーチで妻のスーザン・ダウニーに感謝を述べた。
【写真】ロバート・ダウニー・Jr.、結婚式の写真を再現
日本時間3月11日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催されたアカデミー賞授賞式。クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』で、宿敵ルイス・ストラウスを演じたロバートが、自身3度目のノミネートにして初受賞の栄誉に輝いた。
歓声を受けながらステージに登ったロバートは、「僕の酷かった幼少期、そして次にアカデミー、この順番で感謝を述べたい」とジョークを交えてスピーチ。「そして僕の獣医こと、そこに座る妻のスーザン・ダウニーに感謝を伝えたいと思います。荒れてうなり声をあげていた僕を見つけ、レスキューペットのように救い出し、愛してくれ、人生を取り戻させてくれました。そのおかげで、今の僕があります。ありがとう」と述べた。
『アベンジャーズ』シリーズで知られるロバートだが、映画監督ロバート・ダウニー・シニアを父に持ち、幼い頃からハリウッドで活動。ドラッグ中毒の若者を演じた『レス・ザン・ゼロ』で注目を集め、チャップリンを演じた『チャーリー』(1992)でアカデミー賞に初ノミネートされるも、90年代から2000年代はじめにかけてドラッグ問題に苦しんだ。
子どものころからドラッグが身近にあったといい、一時は逮捕されるなどし、キャリアも低迷したが、2008年公開の『アイアンマン』と『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で復活。この影には2005年に結婚した妻スーザンの存在があったとされる。
ロバートは昨年8月、結婚18年に際し、インスタグラムで記念日を祝福。結婚式で撮影した写真と、これを再現した写真を公開し、「18年、愛は今も咲き誇っている」と綴っていた。