『ミッション:インポッシブル』カンヌで5分間のスタンディングオベーション! トム・クルーズら勢ぞろい

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映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』に主演するトム・クルーズらキャスト・スタッフ陣が、カンヌ国際映画祭に登場。現地時間5月14日に行われたレッドカーペットに登壇したのち、アウト・オブ・コンペティション部門で本作のプレミア上映が行われた。
【写真】仲良しチーム! トム・クルーズらカンヌに登場した『ミッション:インポッシブル』キャスト&スタッフ陣
トムがカンヌ国際映画祭に出席するのは『トップガン マーヴェリック』に続き今回が3回目。「ミッション:インポッシブル」シリーズを引っ提げて訪れるのは初となる。そんなシリーズの集大成としてふさわしいタイミングでの登壇となったレッドカーペットには大勢のファンとマスコミが駆けつけた。
大空の下、トムはクラシカルなタキシードに、トレードマークであるティアドロップサングラスをかけて登場。続けて、監督を務めたクリストファー・マッカリーはシックなスーツ姿。サイモン・ペッグ(ベンジー役)はブローチをあしらったキュートなジャケット。ヘイリー・アトウェル(グレース役)は鮮やかな赤が目を引くボリューム感のあるドレス。ポム・クレメンティエフ(パリス役)は大胆でゴージャスなドレスに身を包み、グレッグ・ターザン・デイヴィスは黒と白を基調とした上品でスタイリッシュなウェアでそれぞれ登場し、会場からは割れんばかりの大きな歓声が沸き起こった。
また、会場に訪れた多くのファンに対し、サインや自撮りに快く応じ、またもや神対応を見せかと思いきや、マッカリー監督のもとグループセルフィーも行われチームの仲の良さが見て取れる場面も。さらに、プレミア上映会場に向かう階段の途中には40人編成のオーケストラによる本作のテーマソングが生演奏され、歴史ある映画祭らしいクラシカルな演出も光り、大盛況のレッドカーペットとなった。
最高潮の盛り上がりのなか満を持して行われたプレミア上映の終了後には、惜しみない拍手と共に5分間にも及ぶスタンディングオベーションが巻き起こった。この大歓声にマッカリー監督は「この反応が、私たちが映画を作る理由です。観客のみなさんがいるから我々はやっている。大きなスクリーンでの体験こそが、私たちがこの映画を作る理由なのです」と熱く語り、監督やキャストらと抱擁を交わしたトムは「僕が子供の頃は、カンヌでこのような瞬間を迎えることができるなんて夢にも思わなかった。30年間、『ミッション:インポッシブル』シリーズで皆さんを楽しませることができて本当に感謝しています」と、これまでたどってきたシリーズの軌跡を噛みしめながら感無量の様子だった。
さらに、マッカリー監督のマスタークラスにもサプライズ登壇しカンヌを盛り上げたトムは「僕はいつも未知の世界に遭遇することを恐れないし、その感覚が好きなんだ」と命知らずのスタントに挑むにあたっての心構えについて語り、場内を沸かせた。シリーズを追うごとに迫力や衝撃が更新されるトムによるスタントは最新作でも健在で、縦横無尽に飛び回る小型飛行機と対峙(たいじ)する空中スタントや、決死の覚悟で挑んだ潜水スタントなど、彼にしか成しえないアクションシーンの数々が映し出される。
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、5月17~22日先行上映、5月23日より公開。