スティッチ、一番似ているキャラはドナルドダック!? 生みの親が“共通点”を明かす

実写映画『リロ&スティッチ』が6月6日に全国劇場で公開される。本作の主人公の1人は、破壊生物として開発された銀河連邦のエイリアン、スティッチだ。アニメーション版『リロ&スティッチ』(2002)で監督・脚本を務め、スティッチの声優も担当し、本作でも続投する“スティッチの生みの親”クリス・サンダースは、スティッチに最も近いキャラクターは誰もが知るドナルドダックであると告白。さらに、両者の間には自分で起こしたトラブルに巻き込まれていくという、愛されキャラクター特有の“共通点”があることを明かした。
【写真】モッフモフ! 実写化されたスティッチがわいすぎる
両親を亡くした少女リロと姉のナニ。ひとりでリロを育てようと奮闘するナニだったが、若すぎる彼女は失敗ばかり。離れ離れになってしまいそうな姉妹の前に現れたのは、破壊生物として開発された銀河連邦のエイリアン、スティッチ。暴れん坊でイタズラ好きな彼の行動は、平和な島に大混乱を巻き起こすが、その奇跡の出会いはやがて、希望を失いかけた姉妹を変えていく…。
クリス・サンダースは世界中から愛され続けるスティッチについて「スティッチは興味深いキャラクターで、ディズニーのキャラクターで最も近いのはおそらくドナルドダックだろう」と語る。その共通点についてクリスは「ドナルドは非常に賢くて、良い仕事もできるが、多くの場合は自分の起こしたイタズラに巻き込まれてしまう。スティッチも非常に似ていて、彼にはトラブルを起こす能力があり、私が彼をキャラクターとして好きな理由の一つでもある」と告白。トラブルを起こし周りを困らせる愛されキャラクター特有の特徴を持つスティッチは世界中の心をつかみ、今では知らない人がいない大人気キャラクターとなっている。
本作でもリロとナニが予想もできない悪さをしでかし、実写化されてモフモフ感だけではなく、イタズラレベルもアップしたスティッチの暴れっぷりに注目。そしてスティッチとドナルドには、日本版吹替声優をベテラン声優・山寺宏一が務めているという運命的な共通点もある。実写版の本作でもスティッチの日本版声優は山寺が担当し、クリスと同じくアニメーション版から続投。日本中のファンが待ち望むおなじみの声は、実写化されてどのように戻ってくるのだろうか?
そしてクリスが「スティッチはドナルドとは違い、悪役からヒーローになるようにデザインされており、そのキャラクター性は今もなおユニークだよ」とドナルドにはないスティッチ独自の魅力を明かすように、スティッチは行く先々で大暴れして、目に入るもの全てを破壊してしまうが、リロとナニ姉妹との絆が深まるにつれて初めて“愛”を知り、“オハナ<家族>”の絆の大切さに気づいていく―。暴れん坊だけど、どこか憎めないスティッチの成長と、そんな彼によって徐々に変わり始めるリロとナニの関係性からも目を離すことができない。
映画『リロ&スティッチ』は、6月6日より全国公開。