乃木坂46、13周年ライブに11万人動員 6期生も加わり“新しい乃木坂46”へ

乃木坂46が17日・18日の2日間にわたり、東京・味の素スタジアムでデビュー13周年記念ライブ「乃木坂46 13th YEAR BIRTHDAY LIVE」を開催。2日間で合計11万人を動員し、全107曲を披露した。さらに、7月から「乃木坂46 真夏の全国ツアー2025」を開催することも発表した。
【写真】6期生11名も初参加 「乃木坂46 13th YEAR BIRTHDAY LIVE」ライブフォト(50枚)
乃木坂46が味の素スタジアムでライブを行うのは今回が初めて。2日目のステージは、中西アルノがセンターを務める「太陽ノック」で幕開け。「走れ!Bicycle」「君に叱られた」「チートデイ」「ジコチューで行こう!」といった夏曲で序盤から会場を盛り上げていき、井上和と中西のダブルセンターによる最新の38thシングル「ネーブルオレンジ」では、しっとりと聴かせた。
キャプテン・梅澤美波の「きょうはありったけの愛と感謝を伝えていきます!」というMCの後は、全26曲を46分間ノンストップで披露するメドレーへ。遠藤さくらがセンターの「おいでシャンプー」から始まり、同じく遠藤がセンターの「歩道橋」まで、表題曲にアンダー曲、ユニット曲まで、メインステージと後方ステージ、フロートやトロッコを使った多彩な演出で観客を魅了した。
ライブ後半からは、2月に加入した6期生11名が、先輩メンバーと共にライブに初参加。 6期生曲「タイムリミット片想い」をフレッシュに披露し、「設定温度」では先輩たちと共に歌い上げ、観客からは温かい拍手が送られた。
新メンバーである6期生の加入について、梅澤は、「先輩メンバーもすごく刺激になっていますし、パワーアップした乃木坂をお見せできるんじゃないかなと思います。これから乃木坂46を築いていく、新しい乃木坂の形をお見せしたいと思います」と語り、グループのデビュー曲「ぐるぐるカーテン」を6期生の矢田萌華をセンターにして披露。“新しい乃木坂46”の姿を印象付けた。
本編ラストでは、中西がグループへの思いを語った。「すてきな先輩、かっこいい先輩がいて、大好きな同期がいて、こんなに可愛い後輩が入ってきてくれて。私は乃木坂46の13年の歴史のちょっとしか知らないんですけど、それでも今の乃木坂46は絶対最強だって言い切れます」と声を震わせながらも熱く語り、「みんな乃木坂はまだまだ上っていけますよね!」とメンバーに呼びかけた。
中西の言葉に対し、井上が「アルノの思いもすごく伝わったし、メンバーみんなが思ってることをすごく力強く言ってくれて、改めてここからまたさらにみんなで1歩踏み出せそうだなって、頑張りたいなってすごい思った」と応えると、中西は「ありがとう。頑張る! 本当に!」と力を込めた。
アンコールでは毎年恒例となる全国ツアー「乃木坂46 真夏の全国ツアー2025」の開催を発表。7月から9月にかけて、北海道、静岡、大阪、宮城、福岡、香川、東京と全国7ヵ所をめぐり、ファイナルの明治神宮野球場では4日間にわたる公演となる。
約3時間半に及んだステージのラストでは、キャプテンの梅澤が、「13年間の歴史を胸に、この2日間挑みましたが、ステージに立って思ったことは、今ここにいるメンバーの頑張りが実った、私たちが頑張ってきたことがこのステージにつながったんだと自信を持って思えました。いろいろ乗り越えなきゃいけないことも多かったし、自信を持つにはすごく時間がかかったけど、このステージから見る景色を見て、乃木坂でいられる自分たちをすごく誇りに思いました。そう思わせてくれるのは、皆さんのおかげです。信頼できるメンバー、そして信頼できるスタッフの皆さん、そしていつも愛をたくさんくれるファンの皆さまがいる乃木坂。まだまだ頑張れるし、だからこそ私たちはここに愛を注いでいけます。こんなにすてきな景色を、夢みたいな景色を見せてくれて本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。
続けて、「これから私たちは夏のツアーに向かって走っていきます。14年目を走り出した私たちを、皆さんこれからもたくさん愛してください。改めまして、2日間本当にありがとうございました!」とあいさつ。14年目への思いを胸に、乃木坂46の「13th YEAR BIRTHDAY LIVE」は幕を閉じた。