フランシス・フォード・コッポラ監督が私財を投じた超大作『メガロポリス』メイキング映像解禁 IMAX特別先行上映会の開催も決定
映画
関連 :
6月20日より日本公開＆IMAX上映されるフランシス・フォード・コッポラ監督最新作『メガロポリス』より、コッポラ監督&アダム・ドライバーら豪華キャストの熱意が伝わるメイキング映像（6分）が解禁。併せて、コッポラ監督が希望した形式のパフォーマンス付きIMAX特別先行上映会を、6月18日にグランドシネマサンシャイン池袋にて開催することも決定した。
【動画】監督＆超豪華キャストが語る本作へのこだわり！ 『メガロポリス』メイキング映像
『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』など数々の名作を生み出してきた巨匠、フランシス・フォード・コッポラ。彼が幼少期に観たH.G.ウェルズ原作の映画『来るべき世界』より着想を得て、1980年代より温めてきた夢の企画が、40年もの長い年月を経てついに完成。壮大なスケールで創り上げた14年ぶりの最新作『メガロポリス』が、ついに6月20日より日本公開&IMAX上映される。
この度、監督とキャストの熱意が伝わる6分間のメイキング映像が解禁。
映像には、コッポラ監督をはじめ、主人公カエサル・カティリナ役のアダム・ドライバー、キケロ市長役のジャンカルロ・エスポジート、彼の一人娘でカエサルと恋に落ちるジュリア・キケロ役のナタリー・エマニュエル、野心的なリポーターであるワオ・プラチナ役のオーブリー・プラザ、クラッスス3世役のジョン・ヴォイト、クラッスス3世の孫でカエサルのいとこでるクローディオ・プルケル役のシャイア・ラブーフ、ナッシュ“ザ・フィクサー”バーマン役のダスティ・ホフマンら豪華キャストが、作品やキャラクターなどについて語る姿が。カメラの外でも真剣な表情で話し合う様子や、巨大セットの裏側、リハーサル風景まで映し出されている。
冒頭、コッポラ監督が「この映画のコンセプトは人類の未来を垣間見ることだ」と説明し、「台本にあった多くのことが実際に起ころうとしている。フィクションというより現実に近かった」と、40年の歳月をかけた本作の内容が偶然にも現在と地続きしている部分があると語る。
撮影の合間にコッポラ監督と熱心に語り合う場面も見られる主演のアダムは「届いた台本を読んだ時、それだけでは理解しきれないビジュアル要素があった。台本についてより深く語り合ううちに、監督は人の内面や感情に興味があると気づいた」とコメント。現場では多くのシーンで即興的な演出が行われ、台詞や動きがその場で変化していく創作プロセスにも言及している。
ジャンカルロは「彼（コッポラ監督）は大きな夢を抱いている。それは実際に体で感じるものだ」、ダスティンは「コッポラがこの映画で描こうとしたのは、何よりもより良い未来への“想い”なんだ」と語り、キャスト・スタッフ全員が、ただのプロジェクトではなく“使命”としてこの作品に向き合っていたことをうかがわせる。
「“今だ”と教えてくれるスイッチのようなものがある。俳優や照明、撮影陣のスイッチが入るのを待つんだ。それは直感なのかもしれない」「私は役者たちに、その世界の現実にいてほしい。演技をしてる意識を捨てないと顔に出る。意識を捨てない限りは自然な演技にならない」と熱く語るコッポラ監督。セットに立ち、俳優たちに語りかけ、演出に没頭するコッポラ監督と、それに真摯に応える俳優陣の姿から、彼らの作品に賭ける情熱がひしひしと伝わってくる、豪華メイキング映像となっている。
また今回、本作のパフォーマンス付きIMAX特別先行上映会を、6月18日にグランドシネマサンシャイン池袋にて開催することも決定。この上映は、コッポラ監督が理想とする形式で行われるもので、2024年カンヌ国際映画祭で初披露され大きな話題を呼んだ。日本初にしてこの日1度だけの貴重な機会となる。なお本編中に一部、国内ではグランドシネマサンシャイン池袋ともう1館でしか見ることの出来ない、1.43：1の特別な画角のシーンもある。
当日の会場ではさらに、上映前にコッポラ監督が手がけるワイン「ディクレターズ・カット・ソノマ・コースト・シャルドネ」を提供（1人1杯／18時30分より提供予定）。チケット情報やその他の詳細などは公式SNSやHPを参照。
映画『メガロポリス』は、6月20日より全国公開。
