フランシス・フォード・コッポラ監督、イタリアで入院

『ゴッドファーザー』三部作や『地獄の黙示録』で知られ、新作『メガロポリス』を公開したばかりの名匠フランシス・フォード・コッポラ監督(86)が、イタリアで病院に運ばれた。
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MailOnlineやPeopleなど海外メディアによると、コッポラ監督が現地時間8月5日朝、ローマの病院に入院したそうだ。長年のかかりつけ医により手術を受け、順調に回復しているという。「コッポラ氏は予定通り、著名な医師で、30年以上にわたり彼の主治医を務めているアンドレア・ナターレによる経過観察を受け、安静にしています。全て順調で、皆さんのご心配に感謝しています」と関係者が語ったそうだ。
コッポラ監督は、今秋撮影予定の新作映画のロケ地探しも兼ねて、イタリアに滞在中で、伊カラブリア州で行われた『メガロポリス』の上映会にも参加していたそうだ。8月1日には、米サンフランシスコにあるパレス・オブ・ファイン・アートで開催されたトークイベントにも出席。インスタグラムにてその様子をシェアし、「人類に未来に関するフォーラムに、『メガロポリス』を取り上げて下さり感謝します」と綴っていた。
このステージで彼は、自らのレガシーと死について言及し、「昨年の今頃妻を亡くしました。私の死に対する考え方を申し上げますと、死ぬときに、『あれをしておけばよかった、これをしておけばよかった』と思うような生き方はしてきませんでした」とコメント。「自分がしなければいけない事を話すのに忙しく、死ぬことに気が付かないかもしれない。電動歯ブラシは突然動かなくなるものだろう? 死とはそんなものですよ」と語っていたそうだ。
なお彼は昨年8月、私財およそ1億2000万ドルをつぎ込んだ『メガロポリス』をアメリカで公開した際、Rolling Stone誌のインタビューで、潜在的なプロジェクトを2本抱えていると話していたという。