堺雅人主演×井川遥共演『平場の月』、2人の恋を見守る新キャストに安藤玉恵&椿鬼奴&倉悠貴ら

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堺雅人が主演を務め、井川遥が共演する映画『平場の月』の新キャストとして、安藤玉恵、椿鬼奴、栁俊太郎、倉悠貴、塩見三省の出演が発表された。
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第32回山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみの同名小説を映画化する本作は、リアルで切ない35年越しの初恋ラブストーリー。
主人公の青砥健将を8年ぶりの映画主演となる堺雅人が、青砥が中学時代に思いを寄せていた須藤葉子を井川遥が演じる。その他、坂元愛登、一色香澄、中村ゆり、でんでん、吉瀬美智子、そして堺と11年振りの共演となる大森南朋の出演が決定している。監督は、“恋愛ドラマの名手”と呼ばれる土井裕泰。
この度、青砥と須藤の恋の満ち欠けを見守る個性豊かな5名の新キャストが解禁された。
強烈な役柄から素朴な役柄まで幅広く演じ分け、近年では映画『PERFECT DAYS』(2023年)、『ラストマイル』(2024年)、舞台『花と龍』(2025年)など、作品に深みを与える存在として数々の舞台や映画で活躍するバイプレーヤー・安藤玉恵が、青砥と須藤と同じ中学の同級生で、須藤のパート先の同僚ともなるうみちゃんを演じる。安藤だからこそ演じられる、身近な日常に潜むようなリアリティのある女性像を丁寧に表現する。
同じく中学の同級生であり、青砥が働く印刷所の同僚でもある安西知恵を、バラエティだけでなくドラマや舞台でも活躍する椿鬼奴が演じる。年齢を重ねる中で感じる複雑な気持ちを青砥とともに分かち合う存在として、自然体で親しみやすいキャラクターが物語を彩る。椿はこれまで、『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』(2010)にゲスト出演、『ゴーストバスターズ』(2016)では日本語吹替え版キャストとして出演。映画への出演は、又吉直樹原作の『凜‐りん‐』(2019)以来、6年ぶりとなる。
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』(2020)や『ゴールデンカムイ』(2024)では身体能力を活かしたアクションの腕前を披露し、今年に入ってからも『少年と犬』(2025)や『#真相をお話しします』(2025)など様々なジャンルの作品に絶えず出演、現在はNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で土山宗次郎役として個性を光らせている栁俊太郎が演じるのは、青砥の働く印刷所の後輩・リリー。
青砥と元妻との間の息子・青砥健介を演じるのは、朝ドラ初出演となった『おちょやん』(2021)に続き、現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」にも出演中の俳優・倉悠貴。今年の第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門正式出品で話題となった『恋愛裁判』(今冬公開)ほか、『ROPE』(2025年7月公開)、『隣のステラ』(2025年8月公開)にも出演が続き、今後の活躍に期待が高まる倉が、自由気ままな青年を演じる。
そして、『12人の優しい日本人』(1991)以来、数々の作品に出演し、『アウトレイジ最終章』(2017)で第39回ヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞したほか、近年では『罪の声』(2020)や『劇映画 孤独のグルメ』(2025)など、あらゆる作品で唯一無二の存在感を放つ塩見三省は、青砥と須藤が通う焼鳥屋の大将・児玉太一を演じる。多くは語らないが、静かなまなざしで青砥と須藤の行く末を見守る役どころであり、物語に欠かせない存在となる。
映画『平場の月』は、11月14日全国公開。