マライア・キャリー、「恋人たちのクリスマス」のMVで着たサンタ服はシックじゃなかった

マライア・キャリーの代表曲であり、発売から30年以上経つ今もクリスマスの名曲として人々に愛される「恋人たちのクリスマス」。マライアがミュージックビデオの撮影秘話を明かした。
【動画】「恋人たちのクリスマス」のMV
この度マライアがAllure誌のビデオインタビューに登場し、「恋人たちのクリスマス」のミュージックビデオ撮影を振り返った。彼女はこの中で白いファートリムの付いた赤いジャンプスーツを着用。アルバムのジャケット写真にも使われたアイコニックなルックだが、複雑な思いを抱えているようだ。
「『今も持ってるの?』と聞かれるから、『ええ、毎年同じものを着ている』なんて話しているけれど、あの衣装は絶対的にシックでもなければ、こなれ感もなかった」と告白。しかも雪の中で撮影したため、「小さなサンタルックで凍えた。大げさじゃなく、髪の毛まで凍った」と訴えた。
映画『ラブ・アクチュアリー』でも使用された「恋人たちのクリスマス」は、マライアの4枚目のスタジオアルバム『メリー・クリスマス』のリードシングルとしてリリースされ、瞬く間に大ヒットを記録。世界26か国でチャートのトップを飾った。これまで、アリアナ・グランデやマイケル・ブーブレら数多くのアーティストがカバーし、2011年にはジャスティン・ビーバーとのデュエット版もリリースされている。
2021年にはアメリカレコード協会からクリスマス曲として初めてダイヤモンド賞を贈られ、2023年にはアメリカ議会図書館に登録。2024年には、Spotifyにて20億回再生を達成した初のクリスマスソングとなったことが発表されたが、これ程の成功はマライア自身も予想してなかったようだ。「この曲が私のキャリアや音楽ジャンルに与える影響について、想像もしなかった」と語った。