『ブラック・スワン』ミラ・クニス、役作りのために「ほとんど食べなかった」

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ダーレン・アロノフスキー監督によるサイコスリラー映画『ブラック・スワン』で、主人公のライバルを演じたミラ・クニスが、同作の役作りについてコメント。「沢山踊り、ほとんど食べなかった」と明かした。
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『ブラック・スワン』の公開15周年を記念した米版VOGUEのインタビューで、ミラが「私の準備は、沢山踊り、ほとんど食べないことでした…こんなこと言わない方が良いとは分かっていますが、真実です。スープを沢山飲んで、1日12時間踊りました」とコメント。「本当は撮影開始までの準備期間は3か月だけの予定でしたが、資金繰りの悪化でダーレンが資金を集めることになり、6か月に延長しました。ダーレンにとっては最悪でしたが、私とナタリーにとっては、3か月も追加で準備ができるので大歓迎でした」と振り返った。実際に撮影が始まってからも、過酷な状況は続いたようで、「ダンスシーンの撮影が何時間にも及び、何度も何度もリフトされたので、脇腹がアザだらけになりました」と話している。
主人公リリーを演じ、アカデミー主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマンによると、彼女とミラは古くからの友人で、ミラにバレエ経験があると知った彼女が、アロノフスキー監督に推薦したそうだ。それまで、コメディドラマ『ザット’70sショー』などで知られていたミラは、本作でゴールデングローブ賞助演女優賞候補となるなど、批評家から高評価を獲得し、キャリアの転機となった。
なお、アロノフスキー監督はこのインタビューで、劇中のライバル関係を反映させるべく、撮影現場でも2人のライバル心を煽ろうとしたものの、失敗に終わったと振り返っている。「卑劣な監督に徹し、2人を対立させようとしました」と認め、「ミラとナタリーはすぐに、私の意図に気が付き、からかってきました。2人とも賢いから、私のトリックをすぐ見抜いたんです。だからすぐに、皆が知るジョークとなりましたよ」と明かした。