阿部寛、SNSやらず「リツイートという意味がちょっと分からなくて」 “炎上”描く映画で主演

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俳優の阿部寛が24日、都内で開催された映画『俺ではない炎上』完成披露試写会に、芦田愛菜、藤原大祐、夏川結衣、板倉俊之、山田篤宏監督とともに出席。本作の撮影を振り返った。
【動画】阿部寛、SNSで殺人犯に仕立て上げられ炎上!? 映画『俺ではない炎上』本予告
浅倉秋成による同名小説を映画化した本作は、SNSで根拠の乏しい情報が<真実>となり大きな事件へと発展する、現代の冤罪(えんざい)の恐怖を描く。ある日突然、自身のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯に仕立て上げられる主人公・山縣泰介を阿部が演じる。
脚本を読んだ感想を聞かれた阿部は「僕、SNSをまったくやっていないので、意味が分からなかったんです。リツイートという意味がちょっと分からなくて。意味というか、重大性みたいものが分からなくて、最初に読めなかった」と告白。「ですよね、夏川さん」と同意を求めたが、夏川は「そうみたいですね」と応じ、阿部が「知ってました?」と聞くと「えぇ、もちろんです」と余裕の表情だった。
また、撮影に関しては「久しぶりに冬場に裸になって。あらわな姿になって寒い中やったというのは苦労しました。ものすごい寒い。12月ですから」と吐露。山田監督が「本当にパンイチ(パンツ1枚)になってくれるのかなというのはあったんですけど、始まったら体がばっちり仕上がってる」と当時の阿部の様子を語ると、阿部は「きついなと正直思いましたよ。パンイチってのは」と言いながらも、「だけど現場に入ったらプロ意識ですからね」と覚悟を決めて挑んだ撮影を振り返った。
2006年のドラマ『結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系)などで阿部と共演している夏川は、阿部演じる泰介の妻・芙由子役で今作に出演。司会から「SNS上で『今回、結婚してる!』という話がありましたけど」と投げかけられると、夏川は「光栄です、本当に」とコメントした。
続けて阿部を見て「目力がすごく強いんですよ」と言うと、すかさず阿部が「そちらのほうが強いと思いますよ(笑)」と指摘。夏川は「夫婦役は実は3回目でした。でも毎回、安倍さんとお仕事する時、いつも新鮮な気持ちでご一緒することができるので、楽しみもあるんですけど、何度も共演となると逆に緊張します。『お前そこまでしかできないのかよ』って思われるんじゃないかなっていう心配がある」と語った。
阿部は「そんなこと言いません(笑)」とにやり。「僕は、本当に勝手に気心が知れた女優さんで、本当にいつも違った役で的確に演技してくれるので、今回も楽しみにしていた」と明かし、「本当に面白い。いつも楽しいです」と今作での共演を回想していた。
映画『俺ではない炎上』は、9月26日より全国公開。