佐々木蔵之介、倉科カナと夫婦役でガッツポーズ 一緒に布団に入るシーンで「NHKで可能な限りのことを…」
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佐々木蔵之介が27日、自身が主演を務めるBS時代劇『浮浪雲』の取材会に、共演者の倉科カナと共に出席。夫婦役を演じて感じたお互いの“ステキなところ”を語った。
【写真】渡哲也、ビートたけしも演じた「雲」役に挑戦する佐々木蔵之介
ジョージ秋山の名作漫画『浮浪雲』をドラマ化した本作の舞台は、幕末の品川宿。女物の着物をまとい、髪をおでこの前で結んだ風変わりな男──その名も「浮浪雲」。ふわふわと雲のようにつかみどころのない風体で日々を気ままに生きながらも、誰よりも深く人を見つめ、いつの間にか人々の運命を優しく動かしてゆく。笑いあり、涙ありの人間賛歌だ。
「新しい時代劇を作る」という名目で制作された本作。佐々木は「僕が演じる以前に“見てみたいな”と思いました。演じられるかわからないけど、見たいからやらせてもらおうと」と出演の決め手を語る。しかし、佐々木のスケジュールの関係で7~8月という真夏の撮影になってしまい「命の危険を感じる暑さで、周りにすごく迷惑をかけてしまいました。ですが、そのおかげでパキっとした青空を映すことができました。それは自信を持って言えます!」とカメラ映えは抜群だと太鼓判を押す。「なかなか骨太なようで、掴みどころのない珍しい時代劇ホームドラマになったのではないかと思います」と手ごたえを明かした。
物語は、佐々木が演じる主人公・雲と、しっかり者の妻・かめ(倉科)、成長途中の息子・新之助(川原瑛都)との家族模様を軸に進む。「夫婦役を演じてステキだなと思ったところは?」と質問が飛ぶと、佐々木は「倉科さんは、見たまんまステキな人。倉科さん(が妻役)だと聞いて、ガッツポーズでしたもん。“やったー!”と思いましたもん。本当にうれしかったですね」と満面の笑みを浮かべる。
ただ、演じる雲が女遊びの激しい軟派なキャラクターで「家に帰らないから、“何しとんねん!”と思いました(笑)」と自身の思いとは違う行動を取ることに疑問を示す。その一方、「でも、なんだかんだ家が落ち着くんでしょうね。家族を感じさせられるシーンがあって、倉科さんはそれを自然に感じさせてくれました。本当に良かった!」と絶賛。一緒に布団に入るシーンもあるそうで「NHKで可能な限りのことをさせてもらいました!」と役得だったと笑顔で語った。
それを受けて、倉科も「私も蔵之介さんとお芝居できることが本当にうれしくて。なおかつ気遣いもステキですし、蔵之介さんは何でもできるんですよ。一挙手一投足が美しくて、隣で“かっこいいな”と思いながら見ていました」と佐々木と共演できる喜びを語っていた。
なお、同取材会にはイッセー尾形、佐野元彦プロデューサー、演出の一色隆司も登壇した。
BS時代劇『浮浪雲』は、NHK BSにて2026年1月4日より毎週日曜18時45分放送(※初回のみ19時スタート)。

