松田美由紀&原田美枝子、出会いから40年超 監督&主演として向き合い感じたお互いの魅力
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2020年より伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』(ミラーライアーフィルムズ)。Season8までに57本の短編映画を劇場公開してきたこのプロジェクトで、松田美由紀が初の劇場公開作品の監督を務める。主演に迎えたのは、10代で出会い40年以上もの時を共にしてきた原田美枝子。2人が監督と俳優として向き合うのは今回が初めてだ。
【写真】松田美由紀&原田美枝子、仲良しぶりが伝わる! キュートな2ショット
◆「昔から、貝のように固い、原石みたいな人を見るとワクワクする」(松田)
短編映画『カラノウツワ』は、パチンコ屋を舞台に、65歳の女性・文子(原田美枝子)と24歳の青年・土井(佐藤緋美)の邂逅と交流を描く。本作は岡山県倉敷市出身のMEGUMIがプロデューサーとして参加した「岡山フィルムプロジェクト」の一環として、備中エリアを中心に岡山県内で撮影された。取材日は松田の夫・松田優作の命日。「優作が祝福してくれている気がする」と語る2人に、長年の友情と初めての監督・俳優体験について聞いた。
『MIRRORLIAR FILMS Season8』「カラノウツワ」キービジュアル (C)2025 MIRRORLIAR FILMS PROJECT
――もともとお二人は10代の頃からの40年以上のお付き合いだと聞きました。実はこうしてお二人で撮影や取材をするのも、これが初めてだそうですね。
松田:『北の国から』での共演以来のお付き合いなんですが、『北の国から』では一緒のシーンはないんですよ。私は村の女の子で、美枝子は学校の先生だったから。それでも私は当時、「美枝子、好き!」(ハグの仕草で)みたいな感じで(笑)。
原田:その頃の美由紀は本当に可愛らしくて。
松田:(笑)。その頃、美枝子はもうトップ女優だった一方で、私なんかはまだ新人だったので、私にとっては憧れの人で。年は2~3歳しか離れてないけど、「こんなかっこいい女優さん、なかなか見ない」と、その生き方に憧れて。真の女優だなぁと思っていました。私が勝手に大好きだったんですよ(笑)。
――でも、その憧れのトップ女優にいきなり抱きつける距離感はすごいですよね(笑)。原田さんは当初、どう思いましたか。
原田:私は当時、すごく“内向”してたんです。一番心を閉ざしている時代で、それがしばらく続いていたとき、美由紀がこう(心の扉を)開けてくれて。こんな風に開けてくる人はあまりいない。美由紀に会っていなかったら、女優として今のルートじゃなかったなっていう感じはすごくしています。美由紀に会ったことや、美由紀が(松田)優作さんと一緒になったことなどに、今までいろいろ影響を受けています。
松田:でも、ずっと仲良しだったのに、今まで仕事はしたことがなかったんです。今回、脚本を書きながら絶対に原田さんに主演をやってもらいたいと思っていました。役名も最初は「美枝子」だったんですよ。美枝子に困ると言われて変えたんですけど(笑)。しかも、今日は実は優作の命日で。おめでたい、不思議なことが重なって優作が祝福してくれているなと思います。
原田:ずっとプライベートでは親しかったんですけど、美由紀は全くブレない人なので、それがすごいなと。
松田:私は昔から、貝のように固い、原石みたいな人を見るとワクワクするんです。「開けたい!」みたいな(笑)。優作もどっちかと言ったら固い原石みたいな人で、だからそういう人を見るともうワクワクして、好奇心がみなぎるわけなんです。
『MIRRORLIAR FILMS Season8』「カラノウツワ」場面写真 (C)2025 MIRRORLIAR FILMS PROJECT
――そういう意味では、土井役の佐藤緋美さんにもやっぱり「原石」を感じられたんですか。
松田:緋美くんは逆に、すごく開いてるんです。開いてるけど、とどまらず、流れてるって感じで。美枝子が原石なら、緋美くんは流れてる砂金。流れてるからすぐには見つけられないけど、ピカッと光ってるところを探していくと、すごい輝きが見つかるみたいな。

