北野武やジョン・ウーにも影響を与えた巨匠メルヴィルの傑作『ギャング』4K版、11.27公開決定!
ジャン=ピエール・メルヴィル監督による映画『ギャング 4Kデジタルリマスター版』が、11月27日より全国順次公開されることが決定。予告編が解禁された。
【動画】暗黒街に生きるギャングの美学! 『ギャング 4Kデジタルリマスター版』予告編
友情、名誉、忠誠、裏切りといった男たちの美学を生涯にわたって描き続けたジャン=ピエール・メルヴィル監督。ヌーヴェル・ヴァーグの作家たちから敬愛され、サム・ペキンパー、ジョン・ウー、ジョニー・トー、北野武ら世界中の映画人に多大な影響を与えた巨匠だ。
本作は、そんなメルヴィル作品の最高峰との誉れ高い伝説的作品。この映画を絶賛したアラン・ドロンがメルヴィルとの仕事を熱望し、次作『サムライ』でのタッグが実現したことでも知られる。日本公開時には約30分もカットされ、その後もVHSでの販売にとどまるなど、特別上映を除いて長らく鑑賞の機会に恵まれなかった傑作が、4Kデジタルリマスター版としてスクリーンによみがえる。
このたび、日本オリジナルの予告編が解禁された。舞台はパリの暗黒街。バーを経営する女マヌーシュのもとに、大物ギャングのギュが脱獄したとの知らせが入る。かつての情婦マヌーシュと用心棒アルバンのもとに身を寄せるギュだったが、ブロ警部が執拗に彼を追っていた。そんななか、ギュはマヌーシュとのこれからの暮らしのために、プラチナ強奪の仕事を引き受けるが…。
さまざまな思惑が渦巻くなか、ギャングの男たちの緊張感あふれる信頼関係、水面下で進む裏切り、ギャングたちを追う警察、そしてギュとマヌーシュの切ない愛が描かれる。
「白昼の山道、プラチナ強奪事件。タランティーノもマイケル・マンも、全てここから始まった(Empire)」「150分、1フレームたりとも無駄がない、フレンチ・ノワールが到達したミニマリズムの最高峰(The Criterion Collection)」と浮かぶテロップのとおり、全編を通して隙がなく、ギャング映画にふさわしい凄みのある美しさに満ちている。
主人公のギュを演じるのは、その特異な風貌で『墓場なき野郎ども』『冒険者たち』『シシリアン』など、多くの犯罪映画で活躍した大スター、リノ・ヴァンチュラ。予告編でも見ることのできるサングラス姿や、トレンチコートに2丁拳銃というたたずまい、随所で見せる繊細な表情からは、大人の悲哀と男気あふれる格好よさが漂う。
ブロ警部を演じるのは、『悪魔のような女』『ル・ジタン』のポール・ムーリッス。また、ギュの仲間を『穴』『パリから来た殺し屋』のミシェル・コンスタンタンが演じるなど、銀幕を彩ったいぶし銀の俳優たちが顔をそろえるのも魅力だ。
映画『ギャング 4Kデジタルリマスター版』は、11月27日より全国順次公開。
