インドの資産家、父親のいない新婦111人のために合同結婚式をサポート

インド北西部グジャラート州の町にて、111組のペアが一堂に会した盛大な結婚式が執り行われた。規模の大きさにまず驚くが、なんとこのセレモニーは、父親がいない新婦のため、ある男性が無償で開いたものなのだ。
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男性は宝石商、不動産業などを営む資産家マヘシ・サヴァーニ。自身が“ホストファーザー”となり、父親がいないが故、経済的に苦しく結婚式を挙げられない女性のため、会場でかかる全ての費用を出すだけでなく、最高100万円相当の金や銀の装飾品、家具・家電製品、そして出産にかかる費用などを参加者たちに分け与えたという。
この日、朝から“娘たち”に声を掛けたり準備を手伝っていたサヴァーニ氏は、過去に雇っていた男性が、彼の2人の娘が結婚する直前に亡くなったことに心を痛め、数年前からこのような支援活動を行ってきたそう。「募金を募る気持ちはないです。この活動は自分の務めだと思っていますから」とインドの英字メディアTHE TIME OF INDIAで明かしている。
式に参加したある女性はインタビューで「彼はまるで父親のよう。彼のような人を、私の人生になずけてくれた神に感謝しています」と話している。