岡田准一、日本アカデミー賞2冠獲得!辞退せず、ジャニーズ異例の受賞

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「第38回日本アカデミー賞」優秀賞発表記者会見が14日、都内にて行われ、総合司会を務める女優の真木よう子、俳優の西田敏行が出席。映画『永遠の0』『紙の月』『小さいおうち』『蜩ノ記』『ふしぎな岬の物語』が優秀作品賞に決定したことが発表された。
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同賞は、2013年12月15日から2014年12月13日までに東京地区において有料で初公開し、2週間以上継続し上映された40分以上の作品(オムニバス、ドキュメンタリー、モーニング、レイトショー公開などを除く)が対象で、日本アカデミー賞協会会員による投票によって決定する。授賞式は2月27日に都内にて行われ、各賞のプレゼンターは前回の最優秀賞受賞者が務める。
優秀主演女優賞は通常5名だが、同点で6名が受賞。また、岡田准一と阿部寛は優秀主演男優賞と優秀助演男優賞をダブルで受賞。2006年には岡田と同事務所に所属する木村拓哉が事務所の方針で主演男優賞受賞を辞退しており、同協会は「新しい人たちが扉を開けて入ってくれて大変うれしい」と喜びを表した。
前回、『さよなら渓谷』で最優秀主演女優賞を受賞した真木は、初の司会業に「すごい動揺しています。できればやりたくない」とポツリ。女性司会者を前年の最優秀賞受賞者が務めることに「なんなんだろう、この制度」と不満そうだが、最後は「ご迷惑をおかけしないように、自分なりのできる限りの力で頑張っていきたい」と腹をくくった。一方の西田は、「わたしが出演した作品もあったはずですが、選ばれていないのはどうなんでしょうか…」と恨み節で会場を沸かせた。
この日は、日本アカデミー賞協会会長・岡田裕介が、昨年の東京国際映画祭での北野武の発言について言及。「日本アカデミー賞協会がアメリカアカデミー賞へ推薦する日本映画の選考基準が不明瞭」と発言したことに、「日本映画製作者連盟が選んだ選考委員によって決められており、日本アカデミー賞とは関係ない」ときっぱり。
また、「日本アカデミー賞の会員が不明」という言葉に対しては、「会員の身分証明書も発行しており公表している」とコメント。さらに、「日本アカデミー賞最優秀賞は大手映画会社の持ち回り」という発言についても厳正な投票があることを強調し、「はっきり言って一番クリーンな賞であろうと思っている」と誤解を払拭した。
「第38回日本アカデミー賞授賞式」の様子は、日本テレビ系列にて2月27日21時放送。