『テラフォーマーズ』実写映画化 監督は三池崇史「スゲー映画が生まれる」

「週刊ヤングジャンプ」で連載中の人気漫画『テラフォーマーズ』の実写映画化が決定した。監督は『ヤッターマン』『逆転裁判』などの人気作を実写化してきた鬼才・三池崇史。公開は2016年、撮影開始時期は5月中旬を予定しており、ロケ地やキャスト情報などは今後発表していくという。
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原作は、人型に進化したゴキブリ“テラフォーマー”たちとそれを駆除するために特殊な手術を施された人々との戦いを描くSF漫画。『このマンガがすごい!2013』オトコ編で1位、『全国書店員が選んだおすすめコミック2013』で2位を獲得しており、11巻まで出版されている単行本は、累計発行部数は1000万部を突破。昨年にはテレビアニメ化&OVA化も果たし、その名は一気に全国区になり、ファン層の幅を広げている。
若干23歳でデビューを飾った作者の貴家悠は「母さん…『あんたの漫画ゴチャゴチャしてて全く何やってるのか分かんないけど、就職はいつすんの?』とはもう言わせません」と冗談混じりに実写化を喜び、作画担当の橘賢一は「初めに出た言葉は『まじで!?』でした。どういう風に実写映画にするのか、僕にはまったく見当がつかなかったのです。しかし、メガホンをとるのが三池監督に決まり、『これはいける…ッ!』と直観しました。監督のパワーと熱さが、”テラフォ”の物語を、さらに燃え上がらせてくれるはずです」とアピールしている。
『藁の楯』(13)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、国内外で高く評価されている三池監督。本作に挑むにあたって「“スゲー漫画”から“スゲー映画”が生まれる事を証明しようと思う。映画をナメたら火傷するぞ!」と気合十分にコメント。非日常の世界に映画的要素を加え実写化することに定評のある三池に、製作陣も当初から「この作品を実写映画化できるのは三池監督しかいない」と絶大な信頼を寄せている。