ディカプリオ、フォルクスワーゲン排ガス不正問題を映画化

俳優業とともにプロデューサー業でも手腕を発揮するレオナルド・ディカプリオが、ディーゼル車に違法ソフトウェアを搭載し、排ガス試験で不正を働いた独フォルクスワーゲン(VW)問題を映画化する方向で進めているという。
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Varietyによると、米New York Times紙の欧州経済担当記者を務めるジャック・イウィングがフォルクスワーゲンの不正問題について執筆した近刊のノンフィクションの映画化権を、米パラマウント・ピクチャーズが獲得したとのこと。レオの製作会社アピアン・ウェイと製作を進め、レオは映画『ランナーランナー』(14)などのジェニファー・デイヴィソン・キローラと共に製作に名を連ねるという。
現在も調査が続き、全世界に波紋を投げかけているフォルクスワーゲンの不正問題。排ガス検査中は排ガス規制装置が作動し基準を満たす数値を出すが通常の運転では作動しないソフトウェアを搭載し、実際には法律で定められた以上の有毒物質を排出していたという。
キャストや監督などは未定。どのような視点から描くか、また、かねてより環境保全などに力を入れるレオが自ら出演するかも現在のところは不明だ。続報に注目したい。