ロードムービーも高齢化!? 旅をするのに年齢なんて関係ない!

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ロードムービーといえば、若者の青春映画のイメージが強かったが、近年、お年寄りの旅路を描いた作品が急増している。『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった二人』や『100歳の華麗なる冒険』など、ロードムービーも高齢化しているのだ。そして、7月には名優ロバート・レッドフォードが製作・主演を務めた、オーバー60歳の男二人旅を描いた『ロング・トレイル!』も公開される。
【関連】「ロング・トレイル!」場面写真
本作は、ユーモアたっぷりの旅行エッセーに関する著作で有名な作家ビル・ブライソンの実話をまとめた著書「A Walk in the Woods」を映画化した作品。
レッドフォード演じる紀行作家のビルは、ある日ふとしたことがきっかけで、3500kmのアパラチアントレイルを踏破することに。60歳を超えたビルの挑戦に、周囲の反応は冷ややかだが、同行者として名乗り出た破天荒な旧友カッツとともに、ビルは意気揚々と出発する。しかし、二人の前には大自然の驚異と体力の衰えという現実が立ちはだかる。そして、彼らの冒険はやがて、心の旅へと進路を変えていく。
レッドフォードは、「僕が演じているビルは、ある日突然、自然に憧れを持った。でも自分では、なんでそんなに夢中になってしまったのかわからないんだ。僕もビルと同じさ。ある日突然、原作に夢中になった。元々、実話を元にしたコメディが大好きなんだ。絶対に映画化したいと願っていたよ」と本作を製作するに至った思いを明かした。
そして、「旅をするのに、何かに夢中になるのに、年齢なんて関係ないと思うね。『死ぬ前に楽しめ!』これには全く同感だね!」とシニア世代にメッセージを贈った。
映画『ロング・トレイル!』は、7月30日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開。