『ロケッティア』再映画化か 黒人女性の主人公を視野

1930年代のハリウッドを舞台に、背負うタイプの“ロケット・パック”を手に入れ、空を飛べるようになった青年が、空飛ぶヒーロー「ロケッティア」として活躍するさまを描く『ロケッティア』。米ディズニーが再映画化を企画していると、The Hollywood ReporterやThe Wrapなどが伝えた。
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米ウォルト・ディズニー・スタジオで進められている再映画化は初期段階ではあるが、日本劇場未公開の映画『ウェディング・イブ 幸せになるためのいくつかの条件』のマックス・ウィンクラーとマット・スパイサーが脚本を執筆するという。
現在、『The Rocketeers』の仮題となっており、ロケッティアが複数形になっている。続編タイプの再映画化となり、若い黒人女性が主人公になる予定で進められているとのことだ。
再映画化では1991年版でビリー・キャンベルが演じたロケッティアことクリフ・シーコードがナチスを相手に戦った後、6年間行方が分からなくなっているという設定らしい。そんな中、邪悪なロケット科学者がロケット・パック技術を盗む計画を企てたことから、冷戦のターニングポイントとなりかねない事態を回避するため、クリフに代わり若い黒人女性パイロットが立ち上がるという展開になるという。
1991年版『ロケッティア』ではビリー・キャンベルのほか、ヒロインの女優ジェニー役でジェニファー・コネリー、悪役ネビル・シンクレア役でティモシー・ダルトンなどが出演。劇場公開では興行的に失敗したと見られているが、その後、熱狂的なファンの指示を受けてカルト的な人気を誇る作品になった。