キット・ハリントン、17世紀の大犯罪者ガイ・フォークスを描くドラマに出演か

人気海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウ役で絶大な人気を誇る俳優キット・ハリントンが、1605年のイングランド火薬陰謀事件を題材にした、英BBC制作のミニシリーズ『Gunpowder(仮題)』の出演交渉を始めていると、Deadlineが伝えた。
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キットは出演が決まれば、当時のイングランド国王ジェームズ1世らの殺害を試みたカトリック教徒一味の1人ガイ・フォークスを演じることになるという。またプロデューサーとしても名を連ねることになる予定。ドラマは1時間枠、3話構成で制作されるとのことだ。
ガイ・フォークスらは冷遇されていたカトリック教会と弾圧されていたカトリック教徒のために、政府転覆を企て、1605年に大量の火薬(gunpowder)を用いてジェームズ1世らを爆殺する計画を立てた。首謀者はロバート・ケイツビーだったが、実行役のガイ・フォークスがその事件の代名詞となっており、イギリスでは殺害計画が失敗に終わった11月5日に、「ガイ・フォークス・ナイト」と称して打ち上げ花火やかがり火などを楽しむ祭事が催される。
11月5日の殺害計画は密告により失敗に終わり、ガイ・フォークスらは逮捕され処刑された。
Deadlineによると、キットは以前からテレビドラマの制作と脚本作りに意欲的だという。キットはケイツビーの直系の子孫であることを明かしており、火薬陰謀事件にインスパイアされた脚本を執筆しているとインタビューなどで話していたそうだ。キットが書き上げた脚本が採用されるかは現時点で不明だという。