宮藤官九郎、『TOO YOUNG TO DIE!』の秘話を告白! 主演の長瀬&神木も驚き

関連 :
“地獄”を舞台にした話題作『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』のブルーレイ&DVDが12月14日に発売されることが決定し、監督・脚本を務めた宮藤官九郎をはじめ、長瀬智也、神木隆之介、桐谷健太、清野菜名、皆川猿時ら豪華出演陣が再結集。爆笑に次ぐ爆笑の中、特典映像となるオーディオ・コメンタリーの収録が行なわれた。今、初めて明かされる撮影秘話とは…?
【関連】『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』フォトギャラリー
本作は、17歳でこの世を去った主人公・大助(神木)が、大好きなクラスメイトにキスしたい一心で、地獄専属ロックバンド<地獄図(ヘルズ)>のボーカル&ギター赤鬼キラーK(長瀬)らの協力をあおぎながら地獄から現世への生還を目指す爆笑コメディ。豪華俳優陣に加え、シシド・カフカ、清、Char、 野村義男、マーティ・フリードマン、ROLLYなど実力派ミュージシャンも多数出演し、映画を盛り上げている。
現世には登場しない地獄担当の長瀬、桐谷は、神木演じる大助が転生してインコとなり、現世で空飛ぶシーンに興味津々。インコを背後から追うシーンになると、「このシーンはキレイ」「いいねぇ、このシーン」と2人が称賛すると、清野が「どうやって撮っているんですか?」と宮藤監督に質問。すると、「これはねぇ…本当のことを言おうか」ともったいぶり、「オレ、この撮影立ち合ってない」と告白。キャスト陣から驚きの声が上がる中、「指示は出した」という宮藤監督は、不在ながらも実際どう撮影したかを丁寧に解説した。
地獄のシーンになると、長瀬演じるキラーKの話題で大盛り上がり。感情が高ぶり巨大化するシーンは、実はCGを使わず遠近法を活用したアナログな方法で撮影され、長瀬が手前に、神木、桐谷、清野らがカメラから離れた奥に配置し、同時に演技することで成立させたという。
また、キラーKが生前を振り返るシーンでは、現世で最後に作った曲を歌う感動のシーンとなっているが、「ここ、僕、最後の方で踊っちゃったんですよね」と長瀬。これに対して「切ない方にいくと思ったら踊りだしたから、使えない!と思って観てた」と宮藤監督が述懐。すると桐谷、皆川から、「がっかりですよね~、切ないいいシーンなのに」「なんで踊っちゃったの?」とツッコまれ、長瀬は「(気持ちが)高まっちゃって」と苦笑いを浮かべた。
撮影時の思い出話が尽きない中、収録最後には1人ずつ感想を述べ、長瀬は「映画公開から半年経っているけど、今見てもグッと来るのはとてもいい映画ってこと。ぜひDVDで何度も観て、面白いところを見つけてもらえると嬉しい」とコメント。最後のシメとなった宮藤監督の番になると映画が終わってしまい時間切れ。「なんも言えねー」(競泳メダリスト・北島康介を真似て)と叫び、爆笑のうちに終了となった。
ここでしか聞けない爆笑のオーディオ・コメンタリーが収録された『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』のブルーレイ&DVDは12月14日より発売。