志尊淳、舞台初主演! ドイツの名戯曲に挑戦「役者として大きくなりたい」

『烈車戦隊トッキュウジャー』やドラマ『そして、誰もいなくなった』で知られる俳優の志尊淳が、2017年5月より上演となる舞台『春のめざめ』で主演を務めることが決定。志尊は「誠実に作品と向き合い、役者としても大きくなっていきたい」と抱負を語っている。
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本作は、ドイツの劇作家フランク・ヴェデキントによる名作戯曲をもとに、KAAT神奈川芸術劇場・芸術監督を務める舞台作品の第一人者である白井晃が演出を務める。白井は2016年の芸術監督就任以来、近現代戯曲を現代に蘇らせるシリーズに取り組んでおり、本作を2017年度の第1弾演出作品として手掛ける。
劇中では、ドイツの中等教育機関で学ぶ優等生のメルヒオールが、友人で劣等生のモーリッツ、同級生のヴェントラと織りなす悲劇的なドラマが描かれる。物語の中心人物となるメルヒオールを演じる志尊は、「期待と同時にプレッシャーも感じていますが、白井さんの演出の元で誠実に作品と向き合い、同時に役者としても大きくなっていきたいと思います」と舞台を通し、役者として成長する意欲を示している。
また白井は「一見、穏やかで柔らかな感触のある志尊君ですが、なかなか芯が強く、頑固で頑張り屋だと思っています。この作品を通じて、新たな志尊淳と出逢い、益々俳優として花咲いてくれることを願っています」と期待を込めている。
1891年に発表された『春のめざめ』は、そのセンセーショナルな内容から、上演禁止の処分を受けた問題作。2006年にはブロードウエイでロックミュージカルとして上演され、第71回トニー賞8部門を受賞。日本では劇団四季が日本語版ミュージカル『春のめざめ』として上演して話題を呼んだ。今回はストレートプレイ(歌唱を含まない演劇)として上演される。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『春のめざめ』はKAAT神奈川芸術劇場にて2017年5月初旬~下旬に上演予定。(地方公演あり)